正教基礎講座 インターネット編


1.教会史 (正教会の歴史)

トマス・ホプコ神父著
“TheOrthodox Faith vol.3 Bible and Church History”, 1979 O.C.A.、Chuch History
翻訳 日本正教会 西日本主教教区 司祭 ゲオルギイ松島雄一

第1世紀 教会のはじまり
第2世紀 迫害、護教家たち、教会の秩序と奉神礼
第3世紀 脱落者たち、神学の展開、奉神礼の発展
第4世紀 コンスンタンティン大帝による迫害の終焉、教会内の論争、第1,2全地公会、修道生活
第5世紀 エフェス公会議、カルケドン公会議、単性論異端派の分離
第6世紀 ユスティニアン帝と単性論者たち、第5全地公会、奉神礼の発展、五大総主教区
第7世紀 ディオニシウス・アレオパギト 単位論異端 第6全地公会 奉神礼の発展
第8世紀 イコン論争 奉神礼の発展 当時の西方
第9世紀 キリルとメトディウスのスラブ宣教 フィリオケと教皇制 総主教フォティウス
第10世紀 教会と国家 ブルガリヤ ロシヤの受洗
第11世紀 大分離 教皇制 ボリスとグレブ 神学的著作
第12世紀 ビザンティンの概観 キエフ朝ロシヤ セルビア 西方
第13世紀 第4回十字軍 セルビア ロシヤ ブルガリア 西方
第14世紀 グレゴリイ・パラマス 聖セルギイ
第15世紀 教皇 フローレンス公会議 ビザンティン帝国の終焉
第16世紀 イワン雷帝 帰一教会 西方の動向(宗教改革と反宗教改革)
第17世紀 ロシヤの動乱 ニーコン改革と分離派 ペトル・モギラ キリル・ルカリス
第18世紀 ギリシャの聖人たち 宗務院制 正教精神の復興 
第19世紀 ロシアの復興 アメリカ 東方 西方
第20世紀(前) 革命前後のロシヤ教会、アメリカ教会の推移を中心に
第20世紀(後) 西ヨーロッパの正教会 米国国内の各民族教会

2.聖書のメッセージ

『聖書のメッセージ』 ジョージ・クロンク著、SVS出版
"The Message of the Bible, an Orthodox Christian Perspective," George Cronk, SVS、1990
翻訳、ゲオルギイ松島雄一

著者は米国の大学で哲学と比較宗教学の教授で、正教についてのいくつかの著作を出している信徒です。講義が終了した時点で教区で出版出版されました。購入希望の方は→

翻訳に際し、正教会内部の学習のテキストであるので固有名詞は日本教会の明治訳を用い、初出の際にかっこ内に一般的な訳を添えました。どうしても明治訳が探し出せなかった場合は一般的な訳を用いました。ただ明治訳といってもいくつかの異動があります(たとえばマトヘイとマトフェイ)。皆さんご存じのものと異なる場合もありますが、ご理解下さい。

聖書本文の訳は54年、55年の聖書協会の口語訳を用い、必要に応じて日本正教会訳ないし他の翻訳を用いました。


第1章  正教徒は聖書の学びにどう取り組むべきか (本文のみ)
第2章  神の創造と人間の陥罪 創世記1-11章 (本文のみ)
第3章  旧約聖書の語る古代イズライリの歴史
(本文のみ
第4章  旧約聖書における知恵と預言
第5章  共観福音書のメッセージ
第6章  イオアン福音書の神学
第7章  聖使徒パウェルの神学
第8章  公同書簡の証言
第9章  黙示録
終章   聖書のメッセージ