正教会の奉神礼(礼拝)と聖歌

1. 入門編 

まず体験
  図解 聖体礼儀    
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日曜日の聖体礼儀の仕組み
 
主日聖体礼儀の仕組み解説と詳しい解説付きの楽譜
       
       
       
       
 正教会の奉神礼の基礎知識    
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日曜日の聖体礼儀の仕組み
 
祈祷書を使ってみよう 誦経者はもちろんのこと聖歌を歌う人も祈祷書に慣れてください。その日何をどのように歌うか、すべて祈祷書に書かれています。
正教会の祈祷書について 色々な祈祷書の名前と特徴を簡単に解説。
正教会の祈祷のサイクルについて 正教会は暦を大切にする教会です。一日のサイクル、週のサイクルの他に、復活祭を中心にした移動祭日のサイクル、何月何日と日付の決まっている固定祭日のサイクルがあります。
祈祷の構成方法 どの礼拝も枠組みとなる「変わらない部分(通常部分)」に「日替わりの要素(固定部分)」を挿入して構成されています。その仕組みを解説します。
奉神礼のきまり 祈祷書にも、どこを読むか、どこに立つ、何をする、どのように組み合わせるなどの赤字の指示書きがありますが、詳しくはティピコン(ウスタフ、奉事規程)と呼ばれる本に書かれています。
  誦経者の手引き、神を畏れる者は   キエフ神学校シマンスキー著、誦経者(聖歌者)の技と心の準備のための小冊子です。
 正教会の聖歌観 (礼拝の一部)  
  正教会聖歌   20世紀のロシア聖歌研究者ヨハン・フォン・ガードナーの正教会聖歌の入門書。ロシアでもアメリカでも、聖歌を志す者なら誰でもが手にする名著。ここに紹介するのはその第1巻前半。英語資料から翻訳
  聖歌指揮者のために   D.ドゥリロック教授とH.エリクソン 英語資料から翻訳 
  聖歌ハンドブック(リンク)    セルゲイ・グラゴレフ神父 英語資料から翻訳 
  オーソドックスとカトリック(聖歌編)    西洋音楽の常識で正教会聖歌は計れない。(京都教会会報に連載中)工事中 
  ことばの音楽付けする基本 1    M.ベイリー英語資料から翻訳
  ことばの音楽付けする基本 補足     M.ベイリー英語資料から翻訳


2. 実践編  


祈祷書の資料

祈祷書資料(下調べのために)
 祈祷書テキスト 参考祈祷書集 テキスト化された祈祷文集主日聖体礼儀、主日徹夜祷、祭日経、連接歌集、五旬経抄、八調経、小祈祷書、三歌斎経 、総月課経
 祈祷書画像  画像ファイル集    祈祷書実物をスキャンしてpdfにしたもの準備中
 奉事規程(祈祷の順序)の資料  
   祈祷の式順表   聖体礼儀、徹夜祷、平日(晩課早課)、時課、晩堂課、大斎(早課、時課、晩課、先備、パラスタス、アカフィストのスボタ)、受難週(木、金、土)、復活祭、降誕祭、神現祭などの式順一覧表 
   ティピコン略     アメリカのティーホン修道院で英訳された奉事規程を日本語訳したものです。聖体礼儀、徹夜祷、主教祈祷、受難週、復活祭などの式順や配置、手順が詳しく書かれています。、 
       
 祈祷文を組み立てるためのテクニック  
スティヒラを聖詠の句に組み込む方法 「主や爾によぶ」のスティヒラを「時課経」の晩課の聖詠に組み込んで実施する方法。
大斎の資料 大斎、受難週の祈祷に必要な資料(楽譜付き)
 

 外国語の祈祷文  
   ローマ字表記日本語祈祷文    日本語の聖体礼儀をローマ字で書いた物
   外国語祈祷文日本語対訳    スラブ語、ギリシア語、ルーマニア語
   子どものためのお祈りの本 pdf    日本語、ギリシア語、スラブ語、ルーマニア語、英語
   スラブ語祈祷文   (リンク)ロシア語サイト 
   正教会用語集 基本編    日本語、スラブ語、ルーマニア語、英語
(教会の案内係のために作った基本単語対訳)
   正教会用語集 準備中    日本語ギリシア語、スラブ語、英語
もっと詳しく知りたい場合は
ブルガコフの机上本 (リンク)英語サイト
ウスタフ−奉事規定集 (リンク)英語サイト
正教会の祈祷書と奉事規定 (リンク)英語サイト
奉神礼指示書
Bogosluzhebnya ykazanya
(リンク)ロシア語サイト
文字化けするかもしれません。

   ◆聖歌の基本

 八調(オスモグラシア)について −−正教聖歌の基本  


八調で歌ってみよう

(リヴォフ・バフメテフによる宮廷オビホード、1869年)
ロシア系教会で最も一般的に歌われている8つの調の歌い方。日本では日本流にさらに簡略化されて楽譜に書かれた。これを覚えると、楽譜がなくても調に合わせて祈祷文を見ながら歌える。
八調ハンドブック pdf 378kb 手元において祈祷書を見ながら歌うためのポケットガイド。トロパリ、スティヒラ、イルモス、ポロキメン、アリルイヤ。pdfでダウンロードできます(私はこれをA5サイズに縮小して使っています。)
見やすい楽譜の書き方の工夫 歌詞のつかみやすい楽譜、初見で歌いやすい楽譜の工夫。
コンピューターの作譜ソフトを使った見やすい楽譜の工夫例
音符ではなく「歌詞」に優先順位をおいた音符の配置、行のとりかた、など

3.参考楽譜資料集
   祈祷文付き楽譜集    祈祷の流れをフォローできるように、祈祷文をつけた楽譜
  聖体礼儀、主教祈祷、徹夜祷、祭日、大斎、受難週、復活祭期、諸祈祷  
   個別の聖歌    従来楽譜になっていないトロパリやコンダク
   外国語の聖歌集    (日本で暮らす外国人信徒と悦びや悲しみを分かち合うために。
パスハのトロパリ、降誕祭のトロパリ、永遠の記憶、いくとせもなど
   伝統チャントによる聖歌の試み    ズナメニイやビザンティンなど、古い伝統聖歌のメロディを日本語で歌う。


ここにご紹介した資料は、横浜教会や名古屋教会で、スムーズに奉事が行えるために楽譜や祈祷書を用意する過程でまとめてきたものです。日本語の祈祷書の他に参考にした主な資料はThe Festal Menayon(Mother Maria & Kallistos Ware), Lenten Triodion(ibid), Abridged Typicon、Russian Church Singing(J.V.Gardner) スラブ語の祈祷書(大斎第一週、三歌斎経、奉事経)などです。不明な点はPSALMのメーリングリストやアメリカやロシアの友人に可能な限り問い合わせて確かめました。祈祷書のテキスト化には多くの方のご奉仕によるものです。