広島で「教区定例学びの会」
     ひろく中・四国・近畿地方から


 去る十一月十九日(水)に、教区の定例行事である「学びの会」が開催されました。場所は、広島駅に隣接しているホテル・グランヴィアの会議室「弥山の間」を借りました。広島教会の信者さんたちが「学びの会」のお話を聞けるようにとの計らいでした。
 当日は広島からだけでなく、神戸、大阪、山口、高松からも信徒が集まり、計15人の参加者となりました。

 まず最初に、パニヒダがお祈りされ、永眠者のための祈祷がハリストスに捧げられました。参祷者全員が声と心を合わせて「永遠の記憶」を祈りました。

 次に、「おかあさんの神学」と題して神戸教会の長司祭ワシリイ酒井神父様よりご講話をいただきました。救いを求める相手は神様以外にはないこと、敵をも愛することは人間だけしかできないことであると述べられました。そして、そのために如何に「祈り」が大切であるかを説かれ、その祈りの心こそが親が子に伝えるべきことであり、家庭こそ「スピリチャルな学校」すなわち「神学校」であると教えられました。
 少し休憩を入れた後、活発な質疑応答が交わされました。イコンや祭壇に関すること、十字架の意味、仏教の法事に参加した時の心得、新興宗教の勧誘訪問に対する姿勢、など、具体的且つ身近なテーマで話が展開していき、あっと言う間の三時間が過ぎていきました。
 皆様のご協力によってとても有意義な会を開くことができましたことを心から御礼を申し上げ、そして主ハリストスに感謝いたします。 (司祭 ダヴィド水口 報告)