福岡 正教秋季セミナー

十字架挙栄祭を祝い、聖歌の学びを

今年2回目の福岡・正教秋季セミナー「尊貴なる主の十字架」を記念する祭日祈祷集会は、接近した台風による悪天候のなか、開催されました。教区学びの会の一環として、今回は「正教聖歌の伝統」についての講話も行われました。前晩には有志8人で博多焼き肉を囲み、元気に前夜祭を行いました。
翌17日の参加者は、遠く名古屋から4人、大阪から1人の合わせて20人。会場の東洋ホテル会議室はほぼ満杯。講演者でもある名古屋のマリア松島純子先生の作成した祈祷書(祈祷文・聖歌譜入)を手に、みんなで心をこめて祈りました。
 10時半からの祭日祈祷、十字架接吻後、聖パン、赤ぶどう酒をいただきました。昼食・自己紹介後、2時半まで「正教聖歌の伝統」について、聖歌の実技指導も交えて、マリア松島先生に御指導いただきました。聖歌は「上手に歌えさえすればいい」というものではありません。祈りとしての心をこめ、参祷者一同が一体となり、救いの業(わざ)、神の恵みをもたらすものでなければなりません。改めてそう実感させる勉強会となりました。
 いま九州北部、福岡に伝道所(小聖堂)を建設しようという機運が盛り上がりつつあります。いつの日にか、信徒や啓蒙者(正教会に興味のある人、受洗希望者)が集まり祈祷集会のできる場所をもちたいものです。
 会の成功へ向け、ご参加・ご協力いただいた、マリア松島純子先生、名古屋・大阪また地元九州の皆様ありがとうございます。(人吉正教会 司祭 パウエル 及川 信)