西日本主教教区公会開催

去る六月十七日(日)、ダニイル府主教座下臨席の下、西日本主教教区通常公会を京都ハリストス正教会生神女福音聖堂を会場として開催しました。

教区理事会(16日)
 理事会開会訓示で府主教座下は近年の外国人参祷者急増に触れ、「各国正教徒の参祷は受け入れるが、日本自治正教会存在目的の第一は日本人信者の魂の救いとそのための福音伝道であることを忘れてはならない」と強調されました。また、昨年の全国公会で決議された「亜使徒・聖ニコライ永眠百年記念事業」に向けた準備進捗状況紹介の中で、「各地では地元教会の維持で精一杯というのが実情ではあろうが、明日への伝道のために聖ニコライの活動を憶え、日本正教会にとって記念すべき節目の年に向け、教団全体の取り組みとして記念事業を展開する」ことを表明し、各地教会にあっての理解と協力を求められました。
 本会議に向けた各種協議に続き、名古屋正教会管轄司祭ゲオルギイ松島雄一師から、「名古屋正教会新聖堂建設準備進捗状況」、「半田教会集会所建設計画」について報告されました。
 また、人吉正教会管轄司祭パワェル及川信師からの「福岡正教会設立準備に関する請願」については、種々の困難が懸念されましたが、協議の結果、「@土地借り受け主体を人吉ハリストス正教会とすること、A設立準備に対する補助金を申請額満額当面二カ年間教区から補助すること」の二点を理事会として可決し、ダニイル府主教座下から祝福頂きました。

府主教座下司祷主日聖体礼儀(17日)

 六月十七日主日聖体礼儀主教入堂式に際し京阪神信徒少女五名が、聖堂入り口で薔薇の花を持って府主教座下をお迎えしました。聖歌指揮はキリル佐藤道雄兄(京都)。佐藤兄は、コンピューター楽譜編集ソフトで聖体礼儀全体を入力して印刷した見易い楽譜をこの日に合わせて用意下さいました。また、「初代京都の主教」である聖アンドロニク大主教記憶祭(6/20)を繰り上げ、手描聖像を聖所左側アナロイに飾ってお祝いしました。
 十字架接吻に際し府主教座下から京都正教会に、「フォマの主日」手描き聖像(25×21p)が下賜され、ミハイル佐藤孝雄執事長が捧持する聖像に参祷者は感謝の心を以て接吻しました。

教区公会本会議(17日)

 午後聖堂にて公会本会議。公会訓示でダニイル府主教座下は、配布された一連の小論冊子から「祈祷諸面考([)『天主経』」と「アレオパギトの聖ディオニシイ『神秘神学』(私訳)」を参考資料として、『天』と『聖なる暗黒』、『天の二重性』について詳しく解説下さいました。
 教区過年度活動では、「OCJ西日本・冬季セミナー(二月、大阪)」は東京に来日中のロシア正教会至聖三者・聖セルギイ大修道院・修道司祭ゲラシム(シェフツォフ)師を来賓講師に迎えて開催しました。信徒奉仕者の学びの機会である「正教基礎講座(関西・東海、毎月一回)」は、四期目を数える関西講座では、特講(特別講座)を加え三クラスで実施しました。また、「定例学びの会」を各地で六回実施(九州「聖歌の会」含む)。十一月には、ダニイル府主教座下司祷、五司祭陪祷により「豊橋正教会聖堂修復成聖式」が献じられ、四月には、「春季セミナー in FUKUOKA.」を博多のホテル会議室にて開催しました。

◎ 新年度活動のあらまし ◎

 当教区恒例となった「OCJ西日本・冬季セミナー(二月、大阪)」は、及川師の教話に加え、教区報と電子メールを活用して事前に聖書に関する質問事項のアンケートを取ってその質問に教区内七人の教職者全員で答えていくことで『参加型企画』の要素を盛り込むことを計画しています。
 十一月には大阪正教会イコノスタス完成百周年記念式に合わせて、教区「祈りと交流の集い」を開催。ダニイル府主教座下司祷による主日聖体礼儀を中心とし、前日土曜日には学びの会を開催。水口師によるイコノスタスの解説の他、明治時代に二度来日して大阪に在住し大阪正教会現イコノスタスがはじめに設置された松山聖堂の建設に尽力した聖アンドロニクの生涯と大阪正教会との繋がりを小野司祭が紹介します。
 信徒奉仕者の学びの機会として二〇〇二年に開講した「正教基礎講座」は、大阪教会を会場とした関西講座二クラス、二〇〇四年に開講した東海講座と共に、二地域計三クラス体制で継続します。
 「定例学びの会」は各教会で計六回開催。

[定例学びの会。開催月、会場、講師]
・九月十七日(聖歌の会)、福岡、松島姉。
・十月八日、神戸、酒井師。
・十一月十日、大阪、小野。
・一月十四日、名古屋、ニコライ師(予定)。
・三月二十日、豊橋、水口師。
・五月十七日、京都、松島師。

 一月名古屋、五月京都での学びの会については、『参加型企画』として「誦経・聖歌研修」の要素を盛り込む予定。また、『春季セミナーin福岡』を四月二十九日に開催します。
 印刷物関係では、全頁カラー印刷A四版教区報年二回発行の他、「私祈祷集」、「正教基礎講座」テキスト二冊(「正教要理」「奉神礼」)、「日本正教会・明治史」を刊行します。
 西日本教区会計監査には、アルセニイ三井治郎兄(豊橋)、山川兄(大阪)に留任が求められ受諾されました。
 本会議終了後、信徒会館に会場を移し、京都教会婦人会心尽くしの手料理による立食形式での夕食懇談会では、新年度教会活動の情報交換や各教会信徒間交流についての話に花が咲き、夕六時過ぎに今年の西日本主教教区公会の全日程を終えました。