2004年度 通常全国公会 開催
   7月10-11日 東京復活大聖堂教会

7月10日〜11日の2日間にわたり、全国から神品・信徒代議員を集め、2004年度通常全国公会が開催されました。
例年にましての猛暑の中、10日夕には仙台の主教セラフィム座下、11日午前には府主教ダニイル座下、主教セラフィム座下のご司祷により、主日(「聖使徒ペトル・パウェル祭」兼行)の徹夜祷・聖体礼儀が行われ。代議員を始め多くの信徒が領聖し、日本教会の発展を祈りました。

聖体礼儀の最後には、この度ご高齢によってご休職が祝福された、神戸教会管轄・長司祭ワシリイ酒井満神父、盛岡教会管轄・長司祭ペトル及川淳神父に、府主教座下より長年の教会へのご奉職に対してねぎらいのお言葉が寄せられ、感謝を込めて感謝状と記念品が贈られました。(なお、酒井神父は信徒葬儀が重なったため宗務局長イオアン小野神父が代わりに受け取り、後日神戸教会にお届けしました)。

また、西日本主教教区の司祭イサイヤ酒井以明神父(写真左)、司祭イオアン小野貞治神父(写真右)にはその功労に報いて金十字架の着用が祝福され今後のさらなるご活躍へと励まされました。他教区では同時に、横浜教会管轄・イオシフ大窪望神父と札幌教会・アレクセイ松平康博神父が長司祭へ昇叙されあわせて飾り十字架が祝福されました。

公会は通常の予算決算審議、活動報告等に加え、本年は酒井・及川両神父のご休職にともなって人事異動が発表されました。神戸教会には7月8日に東京正教神学院をご卒業になったばかりの副輔祭パウェル松井貢治伝教師が、また盛岡教会には同じくこの度ご卒業とともに、11日の聖体礼儀で叙聖された司祭ステファン内田圭一神父が派遣されます。新たに西日本主教教区に配属される松井宣教師は愛知県豊橋市の出身。社会人を経て神学院に入学。
 その後、府主教座下より通達が出され、神戸教会は当面主教区宗務局長のイオアン小野神父が臨時管轄されることとなりました。また休職後も市内にお住まいになるワシリイ酒井神父が府主教座下のご祝福により月に1,2回程度、聖体礼儀をご司祷下さることになりました。

 神学校卒業式。中央に立つ卒業者の左が松井伝教師、右が内田神父(卒業時は輔祭)

 全国公会をご指導される府主教ダニイル座下、主教セラフィム座下

 ご休職にあたり感謝状と記念品が送られたペトル及川神父

 ご休職が祝福されたワシリイ酒井神父

 新たに神戸教会奉職が決まった副輔祭パウェル松井伝教師

 ダニイル府主教より按手され司祭に叙せられるステファン内田師