昼の祈祷文



昼 の 祈 祷 文


  業を始むる前の祈祷
 主イイススハリストス,爾が無原の父の独生の子よ,爾は至浄の口にて曰えり,我なくんば能く為すなしと。主よ,我が主よ,我は信を以て何時の言を心に懐き,爾の仁慈を拝みて祷る,我罪人が始むる所の業を佑けて,之を遂げさせ給え,父と子と聖神 の名に因りてなり。「アミン」

  業を終うる後の祈祷
 萬福を賜う我がハリストスよ,爾に感謝す,願わくは,恒に我が霊に喜と楽とを満てて,我を救い給え,爾は独大仁慈の主なればなり。

  受業前の祝文
 智慧を賜う教師,明悟を与うる主宰,智識の開けざる者の教導者,能力の乏しき者の守護よ,我が心を誨えて,之を固め給え。父の言よ,我に言を与え給え,蓋我口を閉ぢずして爾に呼ぶ,仁慈なる者よ,我罪人を憐み給え。

  或 は
 至善の主よ,爾が聖神の恩寵を遣し,我等に霊の力を賜いて,之を固め給え。我等が授けらるる教に心を用い,益生長して,爾我が造物主の光栄,吾が親の慰,教会と生国との利益となるを得しめ給え。

  受業後の祝文
 造物主よ,爾の恩寵を我等に賜いて,学業に心を用いさせ給いしを爾に感謝す。我等の首長,父母,教師等,我等を導きて善を知らしむる者に福を降し,及び我等に此の学業を継ぐが為に能力を与え給え。

  食前の祝文
 天に在ます我等の父よ 云々

  或 は
 主よ,衆人の目は爾を望む,爾は時に随いて彼等に糧を賜う,爾の豊なる手を開きて,諸の生ける者を爾の恵に飽かしむ。

  食後の祝文
 ハリストス吾が神よ,爾が地上の福を我等に飽かしめ給いしを爾に感謝す。求む,爾の天国をも我等に得しめ給え。

  或 は
 讃揚せらるる神,我等を幼より憐み養い,凡そ生ける者に糧を賜う者よ,我等の心を喜と楽とに満て,我等が常に諸の事に乏しからずして,我が主イイススハリストスに因り,諸の善事を行うに足るものとならしめ給え,蓋光栄権柄尊敬は,爾と爾の独生子と聖神 とに世世に帰す。「アミン」

  或 は
 主よ,なんじを讃揚す,聖なる者よ,爾を讃揚す,王よ,爾を讃揚す,我等に楽しみて食事するを賜えばなり。求む,聖神を我等に満て,爾が各人の行に応じて報ゆる時,我等を爾の前に喜ばれ,耻を受けざる者と顕し給え。


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