金口イオアン聖体礼儀



聖金口イオアン聖体礼儀(主日)


(輔) 君や祝讃せよ。
(司) 父と子と聖神 の国は崇め讃めらる,今も何時も世世に,
(詠) アミン

       (大連祷)
(輔) 我等,安和にして,主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 上より降る安和と我等が霊の救いの為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 全世界の安和,神の聖なる諸教会の堅立,及び衆人の合一の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(詠) 此の聖堂,及び信と慎と神を畏るる心とを以て,此処に来る者の為に主に祈らん。
(輔) 主憐めよ。
(詠) 教会を司どる我等の尊貴なる東京の大主教及び全日本の府主教・・・,司祭の尊品,
    ハリストスに因る輔祭職,悉くの教衆,及び衆人の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 我が国の天皇,及び国を司る者の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 此の都邑と凡の都邑と地方,及び信仰を以て此の中に居る者の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。 気候順和,五穀豊穣,天下泰平の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 航海する者,旅行する者,病を患うる者,艱難に遭う者,虜となりし者,及び彼等の救いの為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 我等諸の憂愁と怒と危難とを免るるが為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 神や爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 至聖至潔にして至りて讃美たる,我等の光栄の女宰,生神女,永貞童女マリアと,
    諸聖人とを記憶して,我等己の身,及び互に各の身を以て,並に悉くの我等の生命を以て,
    ハリストス神に委託せん。
(詠) 主爾に。
(司) 蓋凡そ光栄,尊貴,伏拝は爾父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。
(詠) アミン

       (第一アンティフォン)
(詠) 我が霊や,主を讃め揚よ,主や爾は崇め讃めらる,我が霊や主を讃め揚よ,
    我が衷心や其聖なる名を讃め揚げよ,我が霊や主を讃め揚よ,彼が悉くの恩を忘るる勿れ,
    彼は爾が諸の不法を赦し,爾が諸の病を癒す,
    光栄は父と子と聖神に帰す,今も何時も世世に,アミン。
    我が霊や主を讃め揚よ,我が衷心や其聖なる名を讃め揚げよ,
    主や爾は崇め讃めらる。

       (小連祷)
(輔) 我等又又安和にして主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 神や爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 至聖至潔にして至りて讃美たる,我等の光栄の女宰,生神女,永貞童女マリアと,
    諸聖人とを記憶して,我等己の身,及び互に各の身を以て,並に悉くの我等の生命を以て,
    ハリストス神に委託せん。
(詠) 主爾に。
(司) 蓋権柄,及び国と権能と光栄は爾父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。
(詠) アミン。

       (第二アンティフォン)
(詠) 我が霊は主を讃め揚げよ,我生けるうち主を讃め揚げよ,
    我生命あるうちに我が神に歌わん。
    牧伯によるなかれ,救うあたわざる人の子によるなかれ,
    彼息絶えれば土に帰り,およそ彼が図る所は其日に消ゆ。
    主は永遠に王とならん,シオンや爾の神は世世に王とならん。    
       (第二アンティフォン附頌)
(詠) 光栄は父と子と聖神に帰す,今も何時も世世に「アミン」
    神の独生の子,並びに言や,死せざる者にして我等を救わんが為,
    甘じて聖なる生神女永貞童女マリアより身を取り,神の性を変えずして人となり,
    十字架に釘うたれ,死を以て死を踏破りしハリストス神や,聖三者の一として,
    父と聖神 と共に讃栄せらるるの主や,我等を救い給え。
                                *多くの教会では,第2アンティフォンは省略され,附唱のみ歌う。

       (小連祷)
(輔) 我等又又安和にして主に祈らん。
(輔) 神や爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 至聖至潔にして至りて讃美たる,我等の光栄の女宰,生神女,永貞童女マリアと,
    諸聖人とを記憶して,我等己の身,及び互に各の身を以て,並に悉くの我等の生命を以て,
    ハリストス神に委託せん。
(詠) 主爾に。
(司) 蓋権柄,及び国と権能と光栄は爾父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。
(詠) アミン。

       (第三アンティフォンの替わりに・真福九端))
(詠) 主よ爾の国に来たらん時,我等を思い給え。
    心の貧しき者は幸なり,天国は彼等のものなればなり。
     泣く者は幸なり,彼等は慰めを得んとすればなり。  
    温柔なる者は幸なり,彼等は地を嗣がんとすればなり。
    義に飢え渇く者は幸なり,彼等は飽くを得んとすればなり。
    矜恤ある者は幸なり,彼等は矜恤を得んとすればなり。
    心の清き者は幸なり,彼等は神を見んとすればなり。
    和平を行う者は幸なり,彼等は神の子と名付られんとすればなり。
    義のために窘逐せらるる者は幸なり,天国は彼等のものなればなり。
    人,我が為に爾等を詬り,爾等を窘逐し,爾等の事を偽りて,
    諸の悪しき言を言わんとき,爾等幸なり。
    喜び,楽めよ,天には爾等の報多ければなり。

(輔) 叡智,謹みて立て。
(詠) 来れ,ハリストスの前に伏し拝まん,神の子,死より復活せし主や,爾にアリルイヤを献る者を救い給え。

(詠)    [主日の復活トロパリをその週の調でうたう]
       [復活トロパリに続けて,亜使徒聖ニコライのトロパリ]
(詠) 光栄は父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。アミン。
    使徒と等しく同座なる者,忠実にして神智なるハリストスの役者,
    聖なる に選ばれたる笛,ハリストスの愛に満ちたる器,我が国の光照者,
    亜使徒大主教聖ニコライよ,爾の牧群の為,及び全世界の為に,
    生命を保つ聖三者に祈り給え。

(司)  蓋,我が神や,爾は聖なり,我等光栄を爾父と子と聖神 に献ず,今も何時も,
(輔)  主よ敬虔なる者を救い,および我等に聞きいれ給え。
(詠)  主よ敬虔なる者を救い,および我等に聞きいれ給え。
(輔)  世世に。
(詠)  アミン。

(詠)  聖なる神,聖なる勇毅,聖なる常生の者よ,我等を憐めよ。三次
    光栄は父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に,アミン。
    聖なる常生の者よ,我等を憐れめよ。
    聖なる神,聖なる勇毅,聖なる常生の者よ,我等を憐めよ。

       (聖書[聖使徒経・聖福音経]の読み)
(輔) 謹みて聴くべし。
(司) 衆人に平安。
(誦) 爾の にも。
    ポロキメン○調 (当日の調のポロキメンを誦す)
(輔) 叡智
(誦) ○○の読み(聖使徒パウェルがロマ人に達する書,イアコフの公書の,等)
(誦)   (聖使徒経を誦読する)

(誦) (読み終わり,司祭の祝福を受けて)
    爾の にも,アリルイヤ,アリルイヤ,アリルイヤ
(誦)・(詠) その週の調のアリルイヤ
                                      *多くの教会では,アリルイヤのやりとりはせず,「アリルイヤ」3回のみ歌う。

(輔) 君や,聖使徒及び福音者(某)の福音を宣ぶる者に祝福せよ。
(司) 願わくは神,光栄にして讃美たる聖使徒及び福音者(某)の祈祷によりて,
    爾福音を宣ぶる者に多くの力ある言を賜わん,
    その至愛の子我が主,イイススハリストスの福音が行わるるが為なり。
(輔) アミン
    叡智,謹みて立て,聖福音経を聴くべし。
(司) 衆人に平安。
(詠) 爾の にも。
(輔) ○伝の聖福音経の読み。
(詠) 主や光栄は爾に帰す,光栄は爾に帰す。
(司) 謹みて聴くべ。
(輔)   (聖福音経を誦読する)
(詠) 主や光栄は爾に帰す,光栄は爾に帰す。
                        *本来ここで説教が行われる。 ここで説教をせず信徒領聖の前に説教がある教会が多い

       (重連祷)
(輔) 我等皆霊を全うして言わん,我等の思いを全うして言わん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 主全能者,我が列祖の神や,爾に祈る,聞き入れて憐れめよ。
(詠) 主憐めよ。 神や爾の大いなる憐みによって我等を憐れめよ,爾に祈る聞き入れて憐れめよ。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 又我が国の天皇,及び国を司る者の為に祈る。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 又教会を司る尊貴なる我等の東京の大主教,及び全日本の府主教・・・,
    及びハリストスに於ける悉くの我等の兄弟の為に祈る。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 又我等の兄弟,諸司祭,諸修道司祭,及びハリストスに於ける我等の衆兄弟の為に祈る。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 又常に記憶せらるる,福たる至聖なる正教の総主教,此の聖堂の建立者,
    及び既に眠りし悉くの父祖兄弟,此の処と諸方とに葬られたる正教の者の為に祈る。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ 。
(輔) 又此の至尊なる聖堂にものを献り,善業を行い,之に労し,之に歌い,
    及び此処に立ちて爾の大いにして豊なる憐を仰ぎ望む者の為に祈る。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(司) 蓋爾は慈憐にして,人を愛する神なり,我等光栄を爾父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。
(詠)  アミン。

       (死者の為の連祷)
(輔) 神や,爾の大いなる憐によりて我等を憐れめよ,爾に祈る,聞き入れて憐れめよ。
(詠) 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 又寝りし爾の僕婢(某)の霊の安息の為,及び彼(等)に凡そ自由と自由ならざる罪の赦されんが為に祈る。
(詠)  主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 主神が彼(等)の霊を諸義人の安息する所に入れ給わんことを祈る。
(詠)  主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ。
(輔) 彼(等)に神の憐と天国と諸罪の赦とを賜わんことをハリストス我が死せざる王,及び神に願う。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 主に祈らん。
(司) 蓋ハリストス我等の神や,爾は寝りし爾の僕婢(某)の復活と生命と安息なり,
    我等光栄を爾と爾の無原の父と至聖至善にして,生命を施す爾の とに献ず,今も何時も世世に。
(詠) アミン。

       (啓蒙者の連祷)
(輔) 啓蒙者や主に祈るべし。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 信者や啓蒙者の為に主に祈らん,願わくは主は彼等に憐を垂れん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 真実の言を以て,彼等を啓蒙せん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 義の福音経を啓かん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 彼等を其聖公使徒の教会に一にせん。
(詠) 
(輔) 神や,爾の恩寵を以て,彼等を救い,憐み助け守れよ。
(詠) 
(輔) 神や,爾の首を主に屈めよ。
(詠) 主爾に
(司) 願わくは彼等も我等と共に爾父と子と聖神 の至尊至栄の名を讃揚せん,今も何時も世世に。
(詠) アミン

       (小連祷)
(輔) 啓蒙者出でよ,啓蒙者出でよ,啓蒙者出でよ,啓蒙者一人もなく,唯信者又又安和にして,主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 神や爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 叡智。
(司) 蓋凡そ光栄,尊貴,伏拝は爾父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。
(詠) アミン。

       (信者の連祷)
(輔) 我等又又安和にして主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 上より降る安和と我等が霊の救の為に主に祈らん。
(輔) 全世界の安和,神の聖なる諸教会の堅立,及び衆人の合一の為に主に祈らん。
(輔) 此の聖堂,及び信と慎みと神を畏るる心とを以て,此に来る者の為に主に祈らん。
(輔) 我等諸の憂いと怒と危きとを免るるが為に主に祈らん。
(輔) 神や,爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(輔) 叡智
(司) 我等常に爾が権柄の下に守られて,光栄を爾父と子と聖神 に献ずるが為なり,今も何時も世世に。
(詠) アミン

       (ヘルビムのうた)
(詠) 我等謹んで,ヘルウィムに則り,ヘルウィムに則り,
    聖三の歌を,生命を施す聖三者に献て,此の世の務めを退くべし,退くべし。
(輔) 願わくは主・神は其国に於て,我が国の天皇,及び国を司どる者を常に記憶せん,今も何時も世世に,
(司) 願わくは主・神は其国に於て,我等の府主教フェオドシイ,司祭,輔祭,聖歌隊,
    及び凡ての教衆を常に記憶せん,今も何時も世世に,
(司) 願わくは主・神は其国に於て,己に此の世を過ぎ逝りし府主教セルゲイ,主教ニコライ,
    掌院アンドロニク(等)を常に記憶せん,今も何時も世世に,
(司) 願わくは主・神は其国に於て,爾等衆正教のハリスティアニン等を常に記憶せん,今も何時も世世に,
(詠) アミン,
    神の並居る使は,見えずして荷い献る,万物の宰を,覆い戴けばなり,アリルイヤ,アリルイヤ,アリルイヤ。

       (増連祷)
(輔) 我等主の前に我が祈りを増し加えん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 献げたる尊き祭品の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 此の聖堂,及び信と慎と神を畏るる心とを以て,此処に来る者の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 我等諸の憂愁と怒と危きとを免るるが為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 神や,爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 此の日の純全成聖,平安,無罪ならんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 平安の神使,正き教導師,我が霊体の守護者を賜わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の罪と過とを宥め赦さんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の霊に善にして益あること,及び全世界に平安を賜わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の生命の余日を,平安と痛悔とを以て終わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の生命の終がハリスティアニンに適い,病なく,恥なく,平安なること,
    及びハリストスの畏るべき審判に於いて,宜しき答をなすを賜わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 至聖至潔にして至りて讃美たる,我等の光栄の女宰,生神女,永貞童女マリアと,諸聖人とを記憶して,
    我等己の身,及び互に各の身を以て,並に悉くの我等の生命を以て,ハリストス神に委託せん。
(詠) 主爾に。
(司) 爾の独生子の慈憐によりてなり,爾は彼と至聖至善にして,生命を施す爾のと共に崇め讃めらる,
    今も何時も世世に,
(詠) アミン。

(司) 衆人に平安。
(詠) 爾の にも。

(輔) 我等互いに相愛すべし,同心にして承け認めんが為なり。
(詠) 父と子と聖神 一体にして分れざる聖三者を。

        (ニケア・コンスタンチノポリス信経)
(輔) 門,門,慎みて聞くべし。
(詠) 我信ず,一の神父,全能者,天と地,見ゆると見えざる万物を造りし主を,
    又信ず,一の主イイスス・ハリストス神の独生の子,万世の先に父より生れ,光よりの光,
    真の神よりの真の神,生れし者にて造られしに非ず,父と一体にして,万物彼に造られ,我等人人の為,
    又我等の救の為に天より降り,聖神及び童貞女マリアより身を取り,人となり,
    我等の為にポンティ・ピラトの時十字架に釘うたれ,苦を受け葬られ,第三日に聖書に適いて復活し,
    天に昇り父の右に座し,光栄を顕して生ける者と死せし者とを審判する為に又来り,其国終りなからんを,
    又信ず,聖神主,生命を施す者,父より出で,父及び子と共に拝まれ,讃められ,預言者を以て嘗て言いしを,
    又信ず,一の聖なる公なる使徒の教会を,
    我認む,一の洗礼,以て罪の赦しを得るを,
    我望む,死者の復活,並に来世の生命を 「アミン」

       (アナフォラ)
(輔) 正しく立ち,畏れて立ち,謹みて安和にして,聖なる献物を献らん
(詠) 親しみの献物,讃揚の祭を
(司) 願くは,我が主イイススハリストスの恵,神父の慈,聖神 の親しみは爾衆人と共に在らんことを,
(詠) 爾の にも
(司) 心上に向うべし
(詠) 主に向かえり
(司) 主に感謝すべし
(詠) 父と子と聖神 ,一体にして分れざる聖三者は尊み,拝まるべし
(司) 凱歌を歌い,呼び,叫びて,言う,
(詠) 聖,聖,聖なる哉,主「サワオフ」,天地に爾の光栄は普し,至と高きに「オサンナ」,
    主の名によりて来る者は崇め讃めらる,至と高きに「オサンナ」
(司) 取りて食え,是我が体,爾等の為に擘かるる者,罪の赦を得るを致す。
(詠) アミン。
(司) 皆之を飲め,是我の新約の血,爾等及び多くの人の為に流さるる者,罪の赦を得るを致す
(詠) アミン。
(司) 爾の賜物を,爾の諸僕より,衆の為一切の為に爾に献りて
(詠) 主や,爾を崇め歌い爾を讃め揚げ,爾に感謝し,我が神や,爾に祈る,爾に祈る。
      (この歌が歌われている間,至聖所では,以下のエピクレシスの祈りが行われている。
(司) 殊に至聖至潔にして至りて讃美たる我等の光栄の女宰,生神女,童貞女マリアの為。
(詠) 常に福にして,全くきずなき生神女,我が神の母なる爾を福なりと称うるは真に当れり,
    ヘルワィムより尊く,セラフィムに並びなく栄え,操を破らずして神言を生みし,
    実の生神女たる爾を崇め讃む。
(司) 主や,殊に尊貴なる我等の東京の大主教及び全日本の府主教・・・を記憶し,彼を平安,無難,尊貴,
    壮健,長寿なる者,及び爾が真実の言を正しく伝うる者として,爾の聖なる教会に与え給え。
(詠) 万民をも。
(司) 並に我等に口を一にし,心を一にして,爾父と子と聖神 の至尊,至厳の名を讃栄讃頌するを賜え,
    今も何時も世世に。
(詠) アミン。

(司) 願わくは大なる神,我が救主イイスス・ハリストスの憐は爾衆人と共に在らんことを 。
(詠) 爾のにも。

(増連祷)
(輔) 我等諸聖人を記憶して,又又安和にして主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 既に献ぜられし,尊き祭品の為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 人を愛する我が神が之を其聖なる天上の無形の祭壇に置き,属神の馨香として受け,
    我等に報いて,神妙の恩寵と聖神の賜とを降すが為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 我等諸の憂愁と怒と危きとを免るるが為に主に祈らん。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 神や,爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 此の日の純全成聖,平安,無罪ならんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 平安の神使,正き教導師,我が霊体の守護者を賜わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の罪と過とを宥め赦さんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の霊に善にして益あること,及び全世界に平安を賜わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の生命の余日を,平安と痛悔とを以て終わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 我等の生命の終がハリスティアニンに適い,病なく,恥なく,平安なること,
    及びハリストスの畏るべき審判に於いて,宜しき答をなすを賜わんことを主に求む。
(詠) 主賜えよ。
(輔) 至聖至潔にして至りて讃美たる,我等の光栄の女宰,生神女,永貞童女マリアと,諸聖人とを記憶して,
    我等己の身,及び互に各の身を以て,並に悉くの我等の生命を以て,ハリストス神に委託せん。
(詠) 主爾に。

(司) 主宰や,我等に勇を以て,罪を獲ずして,敢て爾天の神,父を呼びて言うを賜え。
        (天 主 経)
(詠) 天に在ます我等の父や,願わくは爾の名は聖とせられ,爾の国は来り,
    爾の旨は天に行わるるが如く地にも行われん,
    我が日用の糧を今日我等に与え給え,我等に債ある者を我等赦すが如く,我等の債を赦し給え,
    我等を誘に導かず,猶我等を凶悪より救い給え。
(司) 蓋国と権能と光栄は爾父と子と聖神 に帰す,今も何時も世世に。
(詠) アミン。

(司) 衆人に平安
(詠) 爾の にも
(輔) 爾等の首を主に屈めよ。
(詠) 主爾に
(司) 爾が独生子の恩寵と慈憐と仁愛とに因りれなり,
    爾は彼と至聖至善にして生命を施す爾の と共に讃揚せらる,今も何時も世世に。
(詠) アミン,アミン。

(輔) 謹みて聞くべし。
(司) 聖なる物は聖なる人に。
(詠) 聖なるは唯独り,主なるは唯独り,神父の光栄を顕すイイスス・ハリストスなり,アミン。

        (領聖詞)
(詠) 天より主を讃め揚げよ,至と高きに主を讃め揚げよ,彼を讃め揚げよ,アリルイヤ。(3次)
                         *ここで説教がある場合が多い。
                         *領聖詞は歌われないことが多い。
                         *ここで早課のイルモス等が歌われることが多い。

        (信徒領聖)
(輔) 神を畏るる心と信とを以て,近づき来れ。
(詠) 主の名によつて来る者は崇め讃めらる,主は神なり我等を照せり,

(会衆) (領聖祝文)
    「主や,我信じ且つ承け認めて,爾を実にハリストス生活の神の子,
    罪人を救うがために世に来たりし者をなす。衆罪人の中我第一なり。
    また信ず,これはすなわち爾が至浄の体,これはすなわち爾が至尊の血なりと。
    故に爾に祈る,我を憐み,我が自由と自由ならずして,言と行にて,
    知ると知らずして,犯しし諸罪をゆるし給え。並び我に定罪なく,
    爾が至浄なる機密をうけて,罪のゆるしと永生とを得るを致さ給え。アミン
     神の子や,今我を爾が機密の宴に与る者として容れ給え。
    蓋,我爾の仇に機密を告げざらん,また爾にイウダの如き接吻をなさざらん,
    すなわち右盗の如く爾を承け認めて言う。主や,爾の国において我を記憶せよと。
     主や,祈る,爾の聖なる機密をうくるは,我がため審案あるいは定罪とならず,
    すなわち霊体の医とならんことを。」
                         *「領聖祝文」は,司祭が読むか,会衆(領聖者)によって読まれる。

   [信徒領聖]
   (司) 神の僕(婢)・・(領聖者の聖名)・・主,神,救主イイススハリストスの
      至尊至聖なる体血をうく。その罪の赦しと永生とを得んがためなり。

(輔) 神や,爾の民を救い,及び爾の嗣業に福を降せ,
(詠) 既に真の光を見,天の聖神を受け,正しき教を得て,分れざる聖三者を拝む,彼我等を救い給えばなり,
(司) 今も何時も世世に。
(詠) アミン。
(詠) 主や爾の光栄を歌わんに,讃め歌を以て我が口に満しめ給え,生命を施す聖なる爾の機密を受るを,
    我等に許せばなり,祈る我等を潔きに守り,日日に爾の道を習わしめ給え,
    アリルイヤ,アリルイヤ,アリルイヤ,
(輔) 謹みて立て,
(輔) 神聖至浄不死にして生命を施す天上の畏るべきハリストスの聖機密を受けて,宜しく主に感謝すべし。
(詠) 主憐めよ。

(輔) 神や,爾の恩寵を以て,我等を助け,救い,憐み,守れよ。
(詠) 主憐めよ。
(輔) 此の日の純全成聖,平安,無罪ならんことを主に求めて,我等己の身,及び互に各の身を以て,
    並に悉くの我等の生命を以て,ハリストス神に委託せん。
(詠) 主,爾に。
(司) 蓋爾は我等の成聖なり,我等光栄を爾父と子と聖神 に献ず,今も何時も世世に。
(詠) アミン,アミン。

(司) 平安にして出ずべし,
(詠) 主の名に因りて

(輔) 主に祈らん
(詠) 主憐めよ。
(司) 爾を讃揚する者に福を降し,及び爾を恃む者を聖にする主や,爾の民を救い,
    及び爾の嗣業に福を降し,爾が教会の充満を守り,爾が堂の美なるを愛する者を聖にせよ,
    爾が神聖の力を以て,彼等を光栄し,及び我等爾を恃む者を遺す勿れ,
    爾の世界と爾の諸教会と諸司祭と我が国を司る者,及び爾の衆人に平安を賜え,
    蓋凡そ善なる施,凡その全備なるい賜は上より爾光明の父より降るなり,
    我等光栄,感謝,伏拝を爾父と子と聖神 に献ず,今も何時も世世に。
(詠) アミン。
    願わくは主の名は崇め讃めらる,今より世世に至らん。(3次)
(司) 願わくは主の降福は其恩寵と仁愛とに因りて,常に爾等に在らん,今も何時も世世に。
(詠) アミン 。
    ハリストス神,我等の恃みや,光栄は爾に帰す,光栄は爾に帰す。
    光栄は父と子と聖神に帰す,今も何時も世世にアミン。
    主憐めよ(3次)。 福を降せ。
(司) 死より復活せしハリストス我等の真の神は,其至浄なる母,光栄にして讃美たる聖使徒,
    我等の聖神父コンスタンティノポリの大主教金口イオアン,日本の亜使徒聖ニコライ,
    及び諸聖人の祈祷に因りて我等を憐み,救わん,彼は善にして人を愛する主なればなり。
(詠) アミン。
          (万寿詞)
    神や,我が国の天皇を,及び国を司る者,我等の府主教ダニイル,
    及び悉くの正教のハリスティアニン等を幾年にも守り給え。