みんなで一緒に!その3

 正教会の儀式ではさまざまな行進が行われます。復活祭や受難週の十字行、神現祭の大聖水式、洗礼や結婚式でも洗礼盤や中央の台の周りを回ります。歌いながら行進します。
 今では聖職者が代表して行いますが、祭の晩祷のリティヤに向かう行進、聖体礼儀の聖入も教会全体の行進です。
 もともとは実際に聖堂へ向かう行進や、場所移動のため行列でしたが、私たちが神の国へと向かう行進でもあります。「ハリストス救世主や、」と歌いながら夜道を歩けば、その向こうにはまばゆい祝いがあります。洗礼の日、婚配の日、新しい神の民としての歩みが始まります。聖体礼儀の小聖入のとき、私たちの教会は天の国へと昇って行き、天使とともに「聖なる神、聖なる勇毅、聖なる常生の者よ」と至聖三者の神を讃える歌を歌います。
 私たちの行進は神の国への永遠の歩みです。

↑ 小聖入 (OCAのホームページから)

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