8月29日9月11日

尊貴光栄なる預言者前駆授洗イオアンの斬首祭


小晩課

「主よ、爾にぶ」に四句を立てて讃頌、第一調。

信者よ、皆来りて、心を一にして、前駆イオアン、ハリストスの授洗者を宜しきに合ひて熱切に尊み讃めん。彼は預言者として未来の事を預言し、神に適ふ秘密者としてハリストスの言ひ難き奇蹟に役事せり。

三重に福たる者よ、無知なるイロドは其不潔の習を責むる爾の首を無慙に斬れり。然れどもハリストス、萬有を造り、衆人を救ふ主は爾を、授洗者たるに因りて、教会の首と為し給へり。

至りて福たる者よ、不法なるイロドは残忍に爾の首を斬り、盤に盛りて不潔のイロディアダに攜へんことを命ぜり。嗚呼畏るべき怪事、奇異なる聞や、然れどもハリストスの教会は欣ばしく爾の致命を祭る。

  光栄、第八調。

救世主の前駆よ、イロドは殺害を以て爾真実の伝道師を釋きたり。然れども爾が口の光れる燭は地獄に在る者にも信の光を輝かして、之を招けり。求む、我等の霊が憐を蒙らんことを祈り給へ。

  今も、

女宰よ、爾の諸僕の祈祷を納れて、我等を諸のわざわいと憂愁より救ひ給へ。

  本日の提綱。

  挿句に讃頌、第二調。

福たるイオアン、預言者、伝道者、及び前駆よ、爾は婦の生みし者の中に最大なる者と顕れたり、萬有の主宰に洗を授けたればなり。

句、聖人の死は主の目の前に貴し。

イロディアダは不法なるイロドの酔及び淫の慾に陥るを見て、之を殺害に誘へり。

句、義人は永く記憶せられ.悪評を懼れざらん。

我等愛を以て神聖なる授洗イオアンの聖なる記憶を行ひて、至りて神聖なる三者を歌ふ。

  光栄、今も、

「ハリスティアニン」等の憑恃及び轉達なる独潔き者よ、前駆と偕に爾の子に爾の諸僕の為に祈り給へ。

  讃詞、第二調。

義人の記憶は讃美するに在り、爾には、前駆よ、主の證は足れり、爾は実に諸預言者よりも尊き者と現れたり、蓋伝へられし者を流水に洗するにも勝ふる者と為れり。故に喜びて真実の為に苦を受けて、地獄に在る者にも、肉体に現れて世の罪を任ひ、我等に大なる憐を賜ふ神を福音せり。

  光栄、今も、生神女讃詞。「生神女よ、爾の奥義は皆智慧に超ゆ」。

 

大晩課

第一「カフィズマ」の第一段を歌ふ。

「主よ、爾にぶ」に八句を立てて左の讃頌を歌ふ、第六調。(修士イオアンの作)。

耻を知らざるイロドの誕生日の祝慶の行はるる時、不潔なる舞姫に與へられし誓の命は実行せられたり、蓋前駆の首は斬られて、食の如く盤に盛りて席坐する者の前に攜へられたり。嗚呼不虔なる所行と殺害とに満ちたる忌はしき祝筵や。然れども我等は宜しきに合ひて授洗者を、婦の生みたる者の中に最大なる者として、尊みて讃美す。二次。

前駆よ、至りて凶悪なる悪魔の弟子は舞ひて、其報酬として爾の首を取れり。嗚呼血に満ちたる祝筵や。詐偽者の子孫なるイロドよ、爾誓はざりしならば善かりしならん、已に誓を発せしならば、此れ善の為に為ししにあらず、故に誓を守りて前駆の首を斬らんよりは、ィ之に背きて生命を獲ん。然れども我等は宜しきに合ひて授洗者を、婦の生みたる者の中に最大なる者として、尊みて讃美す。二次。

嗚呼イロドよ、爾がサタナの恋愛と淫慾の焦熱との為に、姦淫を責むる者を死に定むるは可からざりき、彼の尊貴なる首を至りて不法なる婦に、舞の為の誓に因りて、妄に付すは可からざりき。嗚呼如何に爾は斯る殺害を為さんことを懼れざりし、如何に不潔なる舞姫は之を酒宴の間に盤に盛りて攜へて焦されざりし。然れども我等は宜しきに合ひて授洗者を、婦の生みたる者の中に最大なる者として、尊みて讃美す。二次。

復イロディアは狂ひ、復乱る。嗚呼誘惑の舞、欺を含む酒宴や、授洗者は首を斬られ、イロドは心乱れたり。主よ、爾の前駆の祈祷に因りて、我等の霊に平安を與へ給へ。二次。  光栄、同調。

耻を知らざるイロドの誕生日の祝慶の行はるる時、不潔なる舞姫に與へられし誓の命は実行せられたり、蓋前駆の首は斬られて、食の如く盤に盛りて席坐する者の前に攜へられたり。嗚呼不虔なる所行と殺害とに満ちたる忌はしき祝筵や。然れども我等は宜しきに合ひて授洗者を、婦の生みたる者の中に最大なる者として、尊みて讃美す。

  今も、生神女讃詞、「至聖なる童貞女よ、誰か爾を讃美せざらん」。

  聖入。本日の提綱。喩言。

  イサイヤの預言書の読。(4041,45,48,54)

主是くの如く言ふ、慰めよ、我の民を慰めよ、神之を言ふ、司祭等よ、イエルサリムの心に語り、呼びて彼に告げよ、其服役の期已に終り、其罪已に釋かれたり、其諸の咎に因りて彼は主の手より倍して受けたりと。野に呼ぶ者の声ありて云ふ、主の道を備へ、其径を直くせよ。シオンに福音する者よ、高き山に登れ、イエルサリムに福音する者よ、爾の声を強くせよ、声を揚げて懼るる毋れ。我主神、我はイズライリの貧しき者に聴きて、彼等を棄てざらん、我山に川を開き、谷の中に泉を出し、荒野を池と為し、乾ける地を水の源と為さん。天は上に歓ぶべし、雲は義を滴らすべし、地は啓けて慈憐を生じ、義も共に産すべし。歓びの声を以て之を宣べ、之を伝へよ、地の極に至るまで此の報信(おとづれ)を弘めよ、主は其僕イアコフを贖へりと云へ。彼等曠野に於て渇かば、彼等の為に石より水を流さん。妊まず、生まざる者、楽しめ、産に苦しまざる者、声を揚げて呼べ、蓋棄てられたる婦は、夫ある者に較ぶれば、更に多くの子あり。

  マラヒヤの預言書の読。(3章)。

主全能者是くの如く言ふ、視よ、我我が使を爾の面前に遣し、爾に先だちて爾の道を備へしめん。爾等が尋ぬる所の主は其殿に来らん。其来る日には誰か堪へん、蓋彼はに在る火の若く、濯工の灰汁の若く来りて、金銀を錬り且潔むるが若くに潔めん。彼は審判の為に爾等に来りて、悪者及び姦淫者に對ひ、彼の名を以て偽の誓を為す者に對ひ、雇ひびとの値を掠むる者、寡婦と孤子とを虐ぐる者、外人の訟を枉ぐる者に對ひ、彼を畏れざる者に對ひて、速に彼等を罪する者と為らん、主全能者之を言ふ。蓋我主爾等の神は易らざるなり、爾等イアコフの諸子は法を離れて、之を守らざりき。故に我に帰れ、我も爾等に帰らん、主全能者之を言ふ。然らば萬民爾等を福なる者と稱へん、我が我を愛する者を業と為さん日に於て、爾等我主が義者と不法者との別を見るを知らん。是を以て爾等我が僕モイセイの律法、我が彼にホリフに於てイズライリ全民の為に命ぜし者、及び法度と誡命とを知りて、之を記憶せよ。視よ、主の大にして光栄なる日の来る前に、我フェスワのイリヤを爾等に遣さん、彼は父の心を子に、人の心を其隣に嚮はしめん、我が速に来りて地を撃たざらん為なり、主全能者、イズライリの聖なる神之を言ふ。

  ソロモンの智慧書の読。(4,5章)。

義人は早く死すとも安息に居らん、義人は死して生ける悪人等を罪せん。蓋彼等は義人の終りを見て、主が彼の為に定めし事を悟らざらん。主は彼等を倒して、無言ならしめ、彼等を基より動かさん。彼等は荒れ果てて憂いの中に銷え、彼等の記憶は亡びん。彼等は己の罪を覚えて、懼れを以て立ち、其不法は面彼等を罪せん。其時義人は大に勇みて、彼の嘗て彼を侵し、其功労を藐んぜし者の前に立たん。彼等は観て痛く懼れ、其救の意外なるを異しみ、自ら悔い、且憂ふる心より嘆息して言はん、是れ嘗て我等の中に在りて嘲りと侮りの諺と為りし者なり。無知なる我等は其生命を狂しき者、其終を耻かしき者と意ひき、如何にして彼は神の子に加えられ、彼の分は聖者と偕に在るか。然からば我等は真実の道より迷い、義の光は我等に輝かず、日は我等を照らさざりしなり。我等は不法及び滅亡の行為にて充てられ、過ぐべからざる荒野を行き、主の道を暁らざりしなり。

  「リティヤ」に讃頌、第一調。(總主教ゲルマンの作)。

預言者よ、我等何を以て爾を稱せんか、天使か、使徒か、抑致命者か。天使を以てせん、爾無形の者の如く度生したればなり、使徒を以てせん、爾諸民を教へたればなり、致命者を以てせん、爾の首はハリストスの為に斬られたればなり。彼に我等の霊を憐まんことを祈り給へ。

我等は前駆の斬られたる首の記憶を行ふ、其時は盤に在りて血を濺ぎ、今は四極に於て醫を流す。

今日不虔なる残忍の母は、其の不潔なる女を以て、衆預言者に超えて大なる者に對して、殺害の謀を図みたり。蓋仇を含めるイロドが其誕生日の忌はしき祝筵を設けし時、彼は其誓に乗じて、神の伝道者の奇蹟を流す尊き首を求めんことを慫めたり。至りて無知なる者は斯く行ひ、之を誓の賜として婦の舞の報酬に與へたり。然れどもハリストスの降臨の秘密者は、終焉の後にも、彼等の神に逆ふ交を責むるを息めざりき、乃之を責めて呼べり、爾兄弟フィリップの妻と姦淫するは宜しからずと。嗚呼預言者殺害の誕生日、血の満ちたる祝筵や。然れども我等は敬虔の心を抱きて、前駆の斬首を祭り、此を聖別の日として喜びて、彼に聖三者の前に轉達して、我等を恥づべき諸慾より脱れしめ、我が霊を救はんことを祈るを求む。

  第四調

善からざる誕生日に、イロドは至りて耻づべき祝筵を行へり、蓋婦の淫風を楽しみ、不義の淫乱に促されて、前駆の首を斬れり。然れども彼の無知を責むる預言者の舌を斬らざりき、無辜の血を流して、不法の罪を匿さんと欲したれども、衆人に悔改を勧むる声を掩はざりき。彼は祝筵に殺害を合せて楽しみ、我等は授洗イオアンの福たる屠殺を愛を以て祭る。蓋彼は地獄に於て生命に先だちて、幽暗に居り、死の蔭に坐する者に上よりの東たるハリストス我等の神、独大慈憐なる主を伝へたり。

人々よ、来りて、預言者及び致命者たる救世主の授洗者を讃め揚げん。蓋彼は肉体には天使にして、イロドを責めて、其不義なる姦淫の行を定罪せしに、不法なる舞の為に其尊き首は斬られたり。彼は地獄に在る者に死よりの復活を福音し、且我が霊の救はれんことを切に主に祈る。

人々よ、来りて、預言者及び致命者たる救世主の授洗者を讃め揚げん。蓋彼は遁れて野に居り、野蜜と蝗蟲とを食と為し、不法を行ふ王を責め、我等の小心を慰めて曰へり、悔改せよ、蓋天國は邇づけり。

  光栄、第五調。(修士イオアンの作)。

前駆よ、イロドは無道の行の責めらるるを逃れんと欲して、爾の首を妄に不法の女に付せり。蓋不当の者は之を盤に盛り、衆に示して、自ら己の耻を表せるを知らざりき。ハリストスの授洗者よ、潔浄を教ふる教師、救の悔改を勧むる教導師として、我等を諸慾の耻辱より逃れしめんことを祈り給へ。

  今も。同調。

人々よ、歌へ、我等の神の母に歌へよ。蓋今日授洗イオアンは其至りて光れる霊を彼より種なく身を取りし主の至浄なる手に付す、且主に息めずして世界に平安と大なる憐とを賜はんことを祈る。

  挿句に讃頌、第二調。

悔改の伝道師、授洗者イオアンよ、爾は首の斬られしに因りて、地を聖にせり、蓋信者の為に神の法を明にし、不法を滅せり。天の王たるハリストスの寶座の前に立つ者として、彼に我等の霊を憐まんことを祈り給へ。

句、義人は繁ること棕櫚の如く高くなることリワンの柏香木の如し。

嗚呼至聖なるイオアンよ、爾は主の律法の為に首を斬られたり、無てんなる勇敢を以て法に背きし不虔の王を責めたればなり。故に天使の軍は爾を奇とし、使徒及び致命者の会は爾を讃美す。我等も爾の至栄なる周年の記憶を尊みて、爾福たる前駆に栄冠を冠らせし聖三者を讃栄す。

句、義人は主の為に楽しみて、彼を恃まん。

預言者よりする預言者、且諸預言者より大なる者、母の腹よりして主に事へん為に聖にせられし者は、今日不法の王に因りて首を斬られたり。惟彼は斬られざる前にも、斬られたる後にも、明に不潔なる舞姫を責めて、罪悪の軍を辱しめたり。故に我等呼ばん、授洗イオアンよ、勇敢を有つ者として、我等の霊の為に切に祈り給へ。

  光栄、第八調。

救世主の前駆よ、爾は王を責めて、無道を行はざらんことを諫めたり、故に不法なる女の遊戯はイロドに爾の首を斬らんことを勧めたり。此に因りて日の出づる處より日の入る處に至るまで爾の名は崇め讃めらる。主の前に勇敢を有ちて、切に我等の霊の救はれんことを祈り給へ。

  今も、生神女讃詞、「聘女ならぬ童貞女、言ひ難く身にて神を孕みし者」。

餅の祝福に讃詞二次、(小晩課に載す)、及び「生神童貞女よ、慶べよ」、一次。并に誦読。

 

早課

「カフィズマ」の第一の誦文の後に坐誦讃詞、第五調。

信者よ、集まりて、心を一にして律法と恩寵との中保者を讃め揚げん、蓋彼は我等に悔改を伝へ、勇敢を以て顕にイロドを責めて、首を斬られたり。今は天使等と共に居りて、ハリストスに我等の救はれんことを祈り給ふ。

  光栄、第四調。

前駆よ、我等今日爾の光明なる記憶を行ひて、爾に求む、衆人に罪の赦を賜はんことを救世主に切に祈り給へ。

  今も、生神女讃詞。

我等信者は苦難に在る者の熱心なる保護者、我等を助けて神と和睦せしめ、我等を朽壊より脱れしむる生神女を讃栄す。

  第二の誦文の後に坐誦讃詞、第五調。

胎内より我等に預言者と顕れ、素妊まざる者より出でたる世界の光明なる燈、ハリストスの授洗者、及び勝利を得たる苦難者、前駆イオアンを歌を以て讃め揚げん。蓋彼は主に我等の霊を憐まんことを祈り給ふ。

  光栄、第四調。

今救世主の授洗者は我等に現れて、信者の意念を神妙に楽しましむ。彼は野の飾、諸預言者の封印なり、故にハリストスの前駆及び其降臨の偽なき證者と為りたり。我等属神゜の詩賦を以て心を一にしてイオアンに呼ばん、預言者、真実の宣伝者よ、我等の救はれんことを祈り給へ。

  今も、生神女讃詞。

潔き者よ、天使の品位は爾の産の畏るべき秘密に驚きたり。如何にして萬有を其手に保つ者は人として爾の手に保たれ、世の先より在す者は始を受け、言ひ難き仁慈を以て凡そ呼吸ある者を養ふ主は乳にて養はるる。故に彼等は爾を実に神の母として尊みて崇め讃む。

  多燭詞の後に坐誦讃詞、第八調。

信者よ、衆人の贖罪主の前駆、授洗、及び神の使はイロディアダの不法の為にイロドを責めしに因りて、首を斬られて死す、地獄に在る者にも、神が彼處に死を虜にせん為に降るを毅然として福音せん為なり。二次。

  光栄、今も、生神女讃詞。

父の言地に降れるに、光明なる天使は生神女に言へり、恩寵を蒙れる者、慶べよ、蓋爾独貞潔を守りて、永久の神及び主を腹に容れ給へり、其神として人類を迷惑より救はん為なり。

  品第詞、第四調の第一倡和詞。

  提綱、第四調。

聖人の死は主の目の前に貴し。句、我何を以て主の我に施しし悉くの恩に報いん。

「凡そ呼吸ある者は」。福音經はマトフェイ五十七端。

  第五十聖詠の後に讃頌、第六調。

前駆よ、至りて凶悪なる悪魔の弟子は舞ひて、其報酬として爾の首を取れり。嗚呼血に満ちたる祝筵や。詐偽者の子孫なるイロドよ、爾誓はざりしならば善かりしならん、已に誓を発せしならば、此れ善の為に為ししにあらず、故に誓を守りて前駆の首を斬らんよりは、ィ之に背きて生命を獲ん。然れども我等は宜しきに合ひて授洗者を、婦の生みたる者の中に最大なる者として、尊みて讃美す。

  規程二篇

第一の規程、「イルモス」と共に八句に。修士イオアンの。第八調。

  第一歌頌

イルモス、イズライリは乾ける地の如く水を過り、エギペトの禍を免れてべり、我が救主及び神に歌はん。

孕まざる者の胎内よりして、童貞女の胎に言ひ難く宿れる者の前に預言者と現れし聖なる前駆を歌はん。

爾は天然の界を踰えて、義の法を守り、不法の交を責めて、王の残酷を懼れざりき。

爾は律法の乳に養はれて、法に合ふ配偶の規定を律法の印と確證して、忌はしき姦淫に敵せり。  生神女讃詞

聘女ならぬ母よ、天使及び人々の会は絶えず爾を崇め讃む、爾は彼等の造成主を赤子として爾の手に抱きたればなり。

第二の規程、六句に。クリトのアンドレイ師の作。同調。

  第一歌頌

イルモス、苦しむるファラオンを海に溺らし、イズライリを乾ける地にて導きしハリストスに歌はん、彼世々に光栄を顕したればなり。

野の美しき羊、ザハリヤの実、エリサワェタ望に超ゆる芽は、信者に其尊き記憶を祭らんことを命ず。

嗚呼血の満ちたる誕生日、嗚呼忌はしき祝筵や、蓋イロドは其酔に兇殺を和し、其筵は苦き殺害にて充ちたり。

信者よ、不法を行ふイロドを責めて、首の斬らるるを忍びし授洗者を歌はん、彼は神の為に熱中せしに因りて殺されたればなり。

  生神女讃詞

潔き生神女よ、爾は全く爾の内に入りし像り難き神言、二性に於て惟一なる子として、爾より言ひ難く身を取りし者を生み給へり。

共頌、「モイセイは杖を以て十字架の縦を象りて」。

  第三歌頌

イルモス、主、天の穹蒼の至上なる造成者、教会の建立者、冀望の極、信者の固、独人を愛する者よ、我を爾の愛に堅め給へ。

前駆よ、爾は舊約及び新約の福音の伝道の中保者として立ちて、暴虐者の不法なる交を責め、喜びて光栄なる死を受けたり。

少女は不法なる母に教へられて、酔に因りて狂へるイロドに言へり、イオアンの首を盤に盛りて與へよ、我が之を其切に望める贈遺として母に呈せん為なり。

至栄なる前駆よ、耻を知らざる暴虐者は爾の神聖なる舌の責に堪へずして、爾の尊き首を婦の舞の報酬として少女に付す。  生神女讃詞

独人を愛する主よ、爾は童貞女より身を取りて、人々に其爾を見るを得べきが如く現れたり、且彼を實の生神女及び信者の祐助として示し給へり。

  又

イルモス、主の如く聖なるはなく、我が神の如く義なるはなし、萬物彼を歌ひて云ふ、主よ、爾の外に義なる者なし。

婦の生みし者の中、イオアンより大なる者は起らざりきと、真実なるハリストスは呼べり、蓋胎内に在りて造物は其造成主を知りて、母の声を以て伝へたり。

始には指を以て羔を示し、次には舌を以てイロドを責め、終には首を以て我等に造られたる器よりするが如く奇蹟を流し給ふ。

ハリストスの授洗者よ、爾の誕生は光明なり、度生は無てんなり、世に出づることは尊貴なり、指示は神妙なり、死は尊栄なり、葬は光栄なり。

  生神女讃詞

独生子よ、爾は神にして己を卑くせり、造りし者を救はん為なり。彼等の為に爾は童貞女より身を取りて、人と為り、我の全性を改めて、爾の父に攜へ給へり。

共頌、「杖は秘密の預象として」。

  坐誦讃詞、第八調。

常に記憶せらるる者よ、爾は神の定制に由りて孕まざる者より輝き出で、父の舌の縛を解きて、暁を照す日を指し示し、野に於て造物主を世の罪を任ふ羔として人々に伝へたり。遂に熱心を以て王を責むるに因りて、爾の至栄なる首は斬られたり。讃美たるイオアンよ、愛を以て爾の聖なる記憶を祭る者に諸罪の赦を賜はんことをハリストス神に祈り給へ。二次。

  光栄、今も、生神女讃詞。

我等全人類は爾童貞女にして女の中に独種なく身にて神を生みし者を讃美す、蓋神性の火は爾の中に入り、爾は造成者及び主を赤子として乳にて養へり。故に諸天使及び人々の族は宜しきに合ひて爾の至聖なる産を讃栄し、心を一にして爾に呼ぶ、信を以て爾の至聖なる産に伏拝する者に諸罪の赦を賜はんことをハリストス神に祈り給へ。

  第四歌頌

イルモス、主よ、爾は我の固、我の力なり、爾は我の神、我の喜なり、爾は父の懐を離れずして、我等の貧しきに臨み給へり。故に預言者アウワクムと共に爾に呼ぶ、人を慈しむ主よ、光栄は爾の力に帰す。

律法の罰に当れる者は責の厳しき、敬虔の厳重なるを忍ぶ能はず、不潔の慾に溺れたる者にして、終の前に無形に天上の会に合せられし者を縛りて之を護れり。

不当なる者は霊を害する酔と淫慾の焦熱とを病み、舞姫の踊に縛られて、預言者の殺害者と為れり、蓋放蕩の母たる酔は孕みて、懼るべき不法を産みたり。

神聖なる声は爾に於て誠にいつわらざりき、爾は実に預言者の中に最大なる者なり、蓋胎内に在りて全からざる身に於て預言するを得たり、且爾が預言せし神言の肉体に在るを見、之に洗を授けたり。  生神女讃詞

聘女ならぬ聘女よ、爾は信者の誉なり、爾は「ハリスティアニン」等の轉達及び避所、垣及び湊なり、至りて無てんなる者よ、爾は己の子に祈祷を獻げて、信と愛とを以て爾を潔き生神女と承け認むる者をわざわいより救ひ給へばなり。

  又

イルモス、言よ、預言者は樹蔭繁き山たる惟一の生神女より爾が身を取らんと欲するを神妙に見て、畏を以て爾の力を讃栄せり。

大なる伝道師、睿智なるイオアンよ、爾は我等にハリストスの國を明し、人々に悔改の道を示し、不法を行ふイロドを責め給へり。

ハリストスの伝道師及び授洗者よ、イロドは爾の譴責に堪へずして、憤怒と憎悪と憂愁とに心を委ね、斯くして誕生の日を守り、其時に爾の首を斬りたり。

授洗者よ、楽しめ、爾の神゜は祝ふべし、蓋爾は彼處にも不虔なるイロドを責む、且地獄に在る霊に伝へて云ふ、我等の救は邇づけり。

イオアンよ、地は爾の度生を奇とし、天は爾の非義なる屠殺を伝へ、教会は爾の徳の多きを述べて歌ふ。  生神女讃詞

罪の外に我が全き性を衣たる主よ、爾は無てんなる母童貞女より生れて、生れし後にも其潔きを守り給へり。

共頌、「主よ、我爾が摂理の秘密を」。

  第五歌頌

イルモス、隠れざる光よ、何ぞ我を爾の顔より退けし、外の闇は憐なる我を掩へり。祈る、我を返して、我が途を爾の誡の光に向はしめ給へ。

残忍なる牝獅の至りて残忍なる子は、母の慫慂に因りて、悪魔の舞の値として、猛獣も野に尊みし者たる前駆及び傳道師の首を促せり。

人を愛する主よ、爾の義判は何ぞ言ひ難く、悟り難き、蓋猶母の胎に在りし時聖神゜の器と為り、貞潔と潔浄とに生長せし者を、不潔なる少女は舞を以て滅せり。

不法なる配偶は、親愛懇切を以て、愛する者の為に其誕生日の飲料に預言者の殺害を加へ、逸楽の満ちたる杯に聖なる預言者の血を雑へたり。

  生神女讃詞

至浄なる者よ、祈る、母の勇敢を爾の子に有ちて、我等の為に親族のおもんぱかりを遺つる毋れ、蓋我等「ハリスティアニン」は爾独を主宰の前に救の潔浄として進む。

  又

イルモス、無知の夜より神を知る知識にて四極を照しし主よ、爾の仁愛の朝にて我を照し給へ。

野の羊、全地の獲たる前駆は、今日我等の為に属神゜の筵を設く。

イオアンよ、爾は逸楽の奴隷、律法の造反者たるイロド、イロディアダの喜を邀ふる者を責めたり、

イロディアダは踊り、イオアンは縛られて屠らる、嗚呼イロドの酔、嗚呼其霊の無知や。  生神女讃詞

手の助くることなくして石の截られたる神聖なる山、至りて潔き者、神及び言に全く無てんなる身を與へし童貞女よ、慶べ。

共頌、「嗚呼三重に福なる哉木」。

  第六歌頌

イルモス、救世主よ、我を浄め給へ、我が不法多ければなり、祈る、我を悪の淵より引き上げ給へ、我爾に呼びたればなり、吾が救の神よ、我に聴き給へ。

福たる者よ、爾は律法の誡の為に熱中して、譴責を以て不法を行ふ者を罰す、蓋爾は敵の風の吹くに由りて動かさるる葦たらざりき。

屠殺の後に血を滴らす爾の首は淫風の所為の報酬に攜へられて、終焉の後にもイロドを乱倫の者として責む。

爾は駱駝の毛衣を衣、野を巡りて、是を己の為に光れる王の宮と為し、又其中に王の飾の如く諸徳に飾られて、諸慾を制したり。

  生神女讃詞

潔き神の母よ、願はくは我等爾の祈祷に因りて畏るべき諸罪を脱れん。至聖なる者よ、願はくは我等言ひ難く爾より身を取りし神の子の神聖なる光照を得ん。

  又

イルモス、ハリストス神よ、祈る、預言者を最下なる深處より脱しし如く、我をも吾が諸罪より脱して、我が生命を理め給へ、爾人を愛する主なればなり。

至りて福たるハリストスの前駆よ、我等は爾の尊貴にして讃美たる斬首を尊みて、常に讃めらるべき爾の全世界の記憶を讃栄す。

嗚呼不潔なる筵、嗚呼哀しき誕生日、嗚呼不法なるイロドの穢らはしき酔や、不法に耽るに由りて責められて、預言者を殺さんことを諾ふ。

新なるエギペトの女は舞ひて、不潔なる祝筵の間に其母、イロドの妾なる者を責めたる首を求めたり。  生神女讃詞

今童貞女の子たる者は先に父の子たり、是れ見ゆる者と異るに非ず、即二性に於て全く一なる者なり。

共頌、「イオナは海の猛獣の腹の内に」。

  小讃詞、第五調。

前駆の光栄なる斬首は神の定制に在らざるなし、地獄に在る者にも救世主の降臨を伝へん為なり。不法の殺害を求めしイロディアは泣くべし、神の法に非ず、永生の世に非ずして、暫時なる浮世を愛したればなり。

  同讃詞

美食する者の間に修齋者の首が食の如く進められし時、イロドの誕生日は衆の為に忌はしき者と現れたり、悲哀は欣喜に加はり、涕泣はわらひに雑れり。少女が授洗者の首を盤に盛りて衆の前に入りし時、王と與に席坐する者皆刺さるるが如く痛く嘆けり、此れ彼等に慰を與へざりしに因る、イロドに於ても亦然り、蓋憂ひたりと言へり、是れ真の憂に非ずして、暫時なる浮世の憂なり。

  第七歌頌

イルモス、昔ワワィロンに於て火は神の降臨に慙ぢたり、故に少者は爐に在りて、花園に歩むば如く祝ひて歌へり、吾が先祖の神よ、爾は崇め讃めらる。

淫乱の慾と甚しき酔とに鎧はれたる不法なるイロドは節制の動かざる柱、及び貞潔の壊れざる城たるハリストスの授洗者に着きて亡びたり。

前駆よ、悪魔に教へられし者は、母の慫慂に因りて思念を迷はして、畏るるなく、耻づるなく、弱るなくして爾の尊き首を盤に盛りて攜へたり。

爾は神の使として前に遣はされて、燈の如く輝き、預言者として神の羔たる現れしハリストスを伝へ、致命者として剣にて首を斬られて、地獄に在る死者にも彼を報らせ給へり。  生神女讃詞

母童貞女よ、我等は爾の産に因りて古の堕落の定罪を免れて、放釋の顕なる縁由たる爾を、我等の為に己を贖罪として與へし爾の子と共に常に讃栄す。

  又

イルモス、太初に地を基づけ、天を言にて固めし主、我が先祖の神よ、爾は世々に崇め讃めらる。

イオアンは神の法を伝へて、不法を行ふ不虔なるイロドに潔浄の行を教ふるを懼れざりき、其罪の為に火は彼の内に燃えたればなり。

嗚呼明に法を唱ふる首、地の中よりもイロドに、爾不法を行ふ者には、暴虐者の衣として、緋袞衣を衣るは宜しからずと宣ぶる者や。

不法なるイロドは穢はしき武具を装ひ、祝筵の酔を同戦者となして、誓を以て無道を行へり。  生神女讃詞

肉体なき者は變易せずして肉体と成り、時に属せざる者は時の中に童貞女より生れ、萬有の造成主は混淆なくして有りし如く止まり、又有らざりし如く成り給へり。

共頌、「不虔なる暴虐者の威嚇」。

  第八歌頌

イルモス、ハルデヤの窘迫者は怒に堪へずして、敬虔の者の為に爐を七倍熱くしたれども、上の力にて其救はれしを見て、造物主と救世主に呼べり、少者よ、崇め讃めよ、司祭よ、讃め歌へ、民よ、萬世に尊み崇めよ。

爾の降誕と神聖なる苦とに前駆せしイオアンは、剣に依りて地獄に於て彼處の爾の降臨の預言者及び宣伝者と為りて、言の声として呼べり、死者よ、生を賜ふ者、瞽者よ、光を施す者、俘虜よ、釋き赦す者たるハリストスを萬世に尊み崇めよ。

妊まざる者より生るるを以て童貞女の産に前駆せし者は、今首の斬らるるを以て、萬有を造りし者の自由なる十字架の死の先駈と為りて、地獄に在る者に呼べり、死者よ、生を賜ふ者、瞽者よ、光を施す者、俘虜よ、釋き赦す者たるハリストスを萬世に尊み崇めよ。

前駆よ、爾の首は身より斬られて、爾の肉体を司る霊は之より離れたり。然れども神性はエムマヌイルの肉体より離れざりき、又神及び主宰の骨は折られざりき。故に我等彼を萬世に尊み崇む。  生神女讃詞

主を生みし至浄なる童貞女よ、爾の慈憐なる祈祷を以て我が霊の痛傷と創痍とを潔めて、陥りし者を起し給へ。至りて無てんなる者よ、我を救へ、我放蕩の者を救ひ給へ、蓋潔くして萬世に祝福せらるる者よ、爾は独我の轉達者及び保護者なり。

  又

イルモス、聖なる山に光栄を顕し、棘の中に火を以てモイセイに永貞童女の奥密を示しし主を歌ひて、萬世に讃め揚げよ。

地獄に在る者にハリストスの降臨を宣伝せし者は熱信を以て呼べり、苦を釋く光栄の主は臨み給ふ、彼を萬世に讃め揚げん。

イオアンよ、イロドは爾第二のイリヤたる者を獄に閉し、鐵の械にて縛り、悔改及び天国の忠信なる聖伝道師を殺せり。

嗚呼血を和したる筵、嗚呼殺害を雑へたる食、嗚呼空虚を充てたる宴席、嗚呼不法なるイロドの残忍と穢はしき凶殺や。  生神女讃詞

仁慈なる言よ、爾は全くして上に、全くして下に、父の懐に、及び爾の母の懐にあり、爾は全き神及び全き人、位にては一、性にては二なる者なり。

共頌、「聖三者と同数なる少者よ」。

  第九歌頌

イルモス、凡の者は神の言ひ難き寛容の事、如何に至上者が甘じて肉体を取るまでに降りて、童貞女の腹より人と為りしかを聞きて、恐れざるなし。故に我等信者は至浄なる生神女を崇め讃む。

預言者よ、凶悪なる隊及び其長たる悪魔はハリストスを伝へし爾の神言の舌を畏れて、穢はしき少女を以てイロドに爾の首を斬らしめたり、然れども我等は爾授洗者を崇め讃む。

卑微なる性の谷は高くなり、死の驕の阜は卑くなれり、蓋呼ぶ者の声は光なき處、地獄の居所に呼べり、門を挙げよ、萬有の王入らんとすればなり。

神より爾に賜はりし恩寵のおほひに因りて、人の諸慾は慄き、悪魔は恐れて逃ぐ。主の前駆よ、斯の両敵の誘惑より信を以て常に爾を崇め讃むる爾の群を脱れしめ給へ。  生神女讃詞

神の言、生神女の子よ、爾を生みし者の祈祷に因りて、真実と温柔と公義の為に急ぎて車に乗れ、爾の右の手を以て奇妙なる事を顕して、我が救の諸敵を滅し給へ。

  又

イルモス、山に於て立法者に火及び棘の中に預象せられたる、我等信者の救を為す永貞童女の産を、黙さざる歌を以て崇め讃む。

復イエザワェリはイリヤに抗敵す、復エギペトの婦たる今現れし不潔なるイロディアダはイオシフたる預言者及び救世主の授洗者を索む。

イオアンよ、爾はイロドより首を斬られて、地獄に在る霊に、正に来りて、アダムより以来寝りし悉くの信者を救はんとする者を宣伝する為に、遣されたり。

光の燈、言の声、神の羔の宣伝者、野の羊、主の尊き致命者イオアンよ、爾を歌ふ者の救はれん為に祈り給へ。  生神女讃詞

爾は女の中に独産の後に童貞女と現れ、女の中に独神を生みし者と為り、独エワを苦より釋き、始の詛を虚しくし給へり。

共頌、「生神女よ、爾は秘密なる楽園」。

  光耀歌

預言者の中に大なる者と知られ、使徒より秀でたる者と為りし恩寵の前駆を讃歌を以て尊まん、主の律法の為に其首斬られたればなり。

  光栄

救世主の授洗者よ、不潔なるイロドは無慙に爾潔浄を栽うる者の首を斬りたれども、爾の舌の譴責を斬る能はざりき。

  今も、生神女讃詞。

世の詛を爾の神聖なる産にて滅しし潔き少女よ、爾の祈祷を以て、熱心に爾に祈る牧群を諸のわざわいより救ひ給へ。

「凡そ呼吸ある者」に讃頌、第八調。

嗚呼至栄なる奇蹟や、天使等にも尊まるる聖なる首、不法の行を責めし者を、耻を知らざる不潔の少女は攜へて、姦淫者なる母に持ち来れり。嗚呼人を愛する主よ、爾の忍耐は言ひ難し、ハリストスよ、此を以て我等の霊を救ひ給へ、爾独慈憐の主なればなり。二次。

嗚呼イロドの頑なるや、法に背くを以て神を辱かしめし者は誓を守るを以て譌りて善を行ふ為をなし、姦淫に殺害を加へて、憂はしき状をなす。嗚呼主宰よ、爾の憐は言ひ難し、ハリストスよ、此を以て我等の霊を救ひ給へ、爾独慈憐の主なればなり。

嗚呼智識に超ゆる驚懼や、諸預言者の封印、地上の天使は淫猥なる踊の値とせられ、神言の舌はハリストスの宣伝者として地獄に在る者にも預め遣さる。嗚呼主宰よ、爾の摂理は言ひ難し、ハリストスよ、此を以て我等の霊を救ひ給へ、爾独慈憐の主なればなり。

  光栄、第六調。

復イロディアは狂ひ、復乱る。嗚呼誘惑の舞、欺を含む酒宴や、授宣者は首を斬られ、イロドは心乱れたり。主よ、爾の前駆の祈祷に因りて、我等の霊に平安を與へ給へ。

  今も、生神女讃詞。

生神女よ、爾は実の葡萄の枝云々

  大詠頌

聖三祝文の後に前駆の讃詞。光栄、今も、「生神女よ、爾の奥義は皆悟り難く」。聯祷。発放詞。

第一時課、内に前駆の讃詞及び小讃詞。最後の発放詞。

 

聖体礼儀

真福詞は、第一の規程の第三歌頌四句に、及び第二の規程の第六歌頌四句に。

  提綱、第七調。

義人は主の為に楽しみて、彼を恃まん。句、神よ、我が祷の時我が声を聴き給へ。使徒の誦読は聖使徒行実33端。「アリルイヤ」、第四調、義人は繁ること棕櫚の如く、高くなることリワンの柏香木の如し。句、彼等は主の宮に植えられて、我が神の庭に栄ゆ。

  福音經の誦読はマルコ24端。

領聖詞、義人は永く記憶せられ、悪評を懼れざらん。

【注】知るべし、此の祭若し主日に当らば、晩課、早課、及び聖体礼儀に於て、一切主日の奉事を先にす。