1月30日/2月12日

三成聖者大司祭首聖大ワシリイ

     神学者グリゴリイ金口イオアンの祭日


小晩課

「主よ、爾にぶ」に讃頌、四句を立つ、第四調。

克肖なるワシリイよ、爾はハリストスの愛の高きに登りて、彼の言ひ難き神聖なる奥密を見て、正教の智なる傳道師として、之を顕して人々に明し給へり。故に忠信に爾の教に従ふ者が淪滅(ほろび)とわざわいより救はれんことを祈り給へ。

克肖なるグリゴリイよ、爾は言と教との智慧を以て諸異端の結を解きて、正しき心を以てハリストスを讃榮する者を正教の合一に聚め給へり。忠信に爾の神言なる教を受くる者が淪滅とわざわいより救はれんことを彼に祈り給へ。

克肖なる金口よ、ハリストスは爾を己の教會の壊られぬ基として立て給へり。爾は、神言なる神父よ、之を動なく、敵の攻撃に勝たれぬ者と護り、又爾の言及び智識の海を渇望する者が霊を滅す諸慾より救はれんことを祈り給ふ。

聖三者の選びたる者、美麗なる野の芳しくして最美しき花、霊智なる日の光線、其神聖なるW煌にて地を照す者たる、大なるイオアン、神聖なる神学者グリゴリイ、上智なるワシリイを我等讃め歌はん。

   光榮、第六調。

神の人々及び忠なる僕、主の役者、慈愛を蒙れる者、選ばれたる器、教会の柱及び堅固、國の嗣よ、我等の為に主にびて黙す毋れ。

   今も、「生神女よ、爾は實の葡萄の枝」。

   挿句に讃頌、第六調。

使徒及び教師等に由りて恩寵は大に力を著し、信は至りて堅くなり、皆神の智慧に満てられ、救に富める者と為れり。

句、諸聖人は光榮に在りて祝ひ、其榻に在りて歓ぶべし。

主よ、爾は三人の爾の聖者の中に、天の秘密、人の学術、多種の恩賜が、凡の言に超ゆる功労に集合するを以て、彼等を奇異なる者と為し給へり。

句、爾の司祭等は義を衣、爾の諸聖者は悦ばん。

神聖なる智慧ワシリイ、神聖なる聲グリゴリイ、全世界の燈イオアン、聖三者の悦を為す三人の至高き役者は讃榮せらるべし。

   光榮、第六調。

善い哉、善にして忠なる僕等、ハリストスの葡萄園の善き工人よ、爾等は終日の苦労をも忍び、爾等に託せられし「タラント」をも益せり、又爾等より後に来りし者を猜まざりき、故に天の門は爾等の為に啓かれたり。聖なる教師等よ、主宰ハリストスの歓楽に入りて、我等の為に祈り給へ。

   今も、生神女讃詞。

至浄なる生神童貞女よ、爾に趨り附く者は一も耻を得て爾より出づるなし、即恩寵を求めて、益ある求に適ふ賜を受く。

   讃詞、第四調。

使徒とrしき者、全地の教師等よ、萬有の主宰に祈りて、世界に平安我等の霊に大なる憐を賜はんことを求め給へ。

   光榮、今も、生神女讃詞。「是れ古世より隠されて」。

 

大晩課

第一「カフィズマ」の第一段を歌ふ。

「主よ、爾にぶ」に八句を立てて讃頌を歌ふ、第四調。

恩寵の器、神゜の琴、傳道の明亮なるラッパ、畏るべくして朗に上より鳴りて、四極に神の光榮を傳ふる雷、大なる聖三者の三人の傳道師、イオアン及びワシリイをグリゴリイと共に宜しきに合ひて讃榮せん。

聖三者の軍士、正教の盾、十二の後の三使徒、エデムより活ける水を流して、神聖なる活流を以て地の面を潤す川、信教を造物の如く合成せし大なる元素は宜しきに合ひて尊まるべし。

其聲の聞えざる言語なく、方言なしと云ふ、蓋神聖にして睿智なる教師等の聲は全地及び海に流れ傳はりたり。故に彼等の神聖なる法にて最遠き諸極は惟一の正教に集まりて固めらる。

我等歌の聲を以て聖神゜の器、眞實のラッパ、言の辯論者を讃め揚げ、其教に従ひて、彼等に世界に恒に堅固なる平安、我等衆に赦免を賜ふことを祈らん、彼等は主の前に勇敢を有てばなり。

   又讃頌、第二調。

我等何の讃美の榮冠を以てか身にて分れ神゜にて合せられたる教師に冠らせん、彼等は一性三者の捧神なる前立者及び役者、世界を照す光體、教会の柱なり。ハリストス我等の神、大なる憐を有つ主は、彼等が勝利者たるを以て、光榮の冠を彼等に冠らせ給ふ。

我等何の歌の美しきを以てか捧神なる天の秘密者及び傳道師、正教の秀絶なる神学者、大なる成聖者ワシリイ、聖なる神言者グリゴリイ、舌の精金なるイオアンを崇め讃めん。聖三者、大なる憐を有つ主は、宜しきに合ひて彼等を榮し給へり。

我等何の讃美の詞を以てか恩寵に於て使徒と儔しく、恩賜に於て同尊なる成聖者を讃め揚げん、彼等は不虔を壊る者、言と行とを以て救ふ者及び教導する者、ハリストスに肖たる牧師、地の天使、天の人なり。ハリストス、大なる憐を有つ光榮の主は、彼等を尊くし給へり。

我等何の讃美の榮冠を以てか金言者、又ワシリイ及びグリゴリイに冠らせん、彼等は聖神゜の尊き居處、正教の堅固なる保護者、教会の柱、信者の固、凡そ罪を悔ゆる者の慰藉、活水を流す泉なり。我等此より汲みて、霊を悦ばせて、諸罪の赦と大なる憐とを求む。

   光榮、第六調。

我等今日聖神゜の秘密のラッパたる捧神なる神゜父等を讃め揚げん、彼等は教会の中に神学の諧和の歌なる惟一にして變易せざる三者、永在の神性を歌へり。彼等はアリイを破壊し、正教者の為に戦ふ者、且恒に主に我等の霊に憐を蒙らしめんことを祈る者なり。

 今も、生神女讃詞、「至聖なる童貞女よ、誰か爾を讃美せざらん。」

   聖入。本日の提綱。喩言三篇。

   申命記の讀。(一章)。

彼の日モイセイはイズライリの諸子に謂へり。視よ、我爾等の前に在る斯の地を爾等に與へたり、入りて之を嗣げ、此れ主が爾等の先祖アウラアム、イサアク、イアコフに誓ひて、之を彼等と其後の子孫とに與へんと云ひし地なり。彼の時我爾等に謂ひて曰へり、我一人にて爾等を任ずる能はず、主爾等の神は爾等を増加せり、視よ爾等今日衆きこと天の星の如し。願はくは主爾等の先祖の神は爾等を増して、今より千倍ならしめ、又爾等を祝福せん、其爾等に言ひしが如し。我爾等の中より智慧及び思慮あり且練達なる人々を取りて、爾等を治めん為に千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長と為し、又爾等の士師の書記と為せり。彼の時我爾等の士師に命じて云へり、爾等其兄弟の中の訟を聴き、此の人と彼の人との間を正しく審け、外来の人に於ても然せよ、人を視て審判すべからず、小き者にも大なる者にも聴くべし、人の面を懼るべからず、審判は神の事なればなり。

   申命記の讀。(十章)

彼の日モイセイはイズライリの諸子に謂へり、視よ、天と諸天の天、及び地と凡そ其中に在る者は、皆主爾の神に属す、然れども主は唯爾等の先祖を納れて、之を愛し、及び其後の裔たる爾等を萬民の中より簡べり。今日の如し。故に爾等心に割礼を行へ、復強項なる毋れ。蓋主爾等の神は此れ諸神の神諸主の主、大にして権能ある、畏るべき神にして、人を偏り視ず、賄を受けず、外来の者と孤と寡との為に審判を行ひ、外来の者を愛して、之に食物と衣服とを與ふ。爾等も外来の者を愛せよ、自らもエギペトの地に於て外来者たりし故なり。主爾の神を畏れ、彼のみに事へ、彼に著き、彼の名を以て誓へ、彼は爾の誉、彼は爾の神、爾が目の覩し所の此の大にして光栄なる事を爾の為に行ひし者なり。

   ソロモンの智慧書の讀。(三章)

義人等の霊は神の手に在り、苦は彼等に触れざらん。無知者の目には彼等死せし者と見え、彼等の逝世は滅亡と思われ、我等より離るることは無に帰すと思はれたれども、彼等は平安に在るなり。蓋彼等は人の目には罰せらるれども、彼等の望は不死を盈つ。彼等僅に罰せられて、多くの恩を蒙らん、蓋神は彼等を試みて、己に適う者と見たり。金が坩堝に試みらるる如く、神は彼等を試みて、彼等を完全なる祭祀として受けたり。応報の日に於て彼等は茎に走る火花の若く輝かん。彼等は諸族を審判し、諸民を主らん、彼等の上には主は世々に王たらん。主を恃む者は眞實を知り、愛に専なる者は彼に居らん、蓋主の恩寵と慈憐とは其聖者に在り、其慮は選ばれたる者に在るなり。

   「リティヤ」に讃頌、第二調。(ニルクサンフィプルの作)。

天の三者の役者よ、来りて、聖司祭首の地の三者たる、國と同名なるワシリイ、神学の名を蒙れるグリゴリイ、實に恩寵の名に適ふイオアンを崇め讃めん。彼等は智慧の深處、聖神゜の海の流、常に活水の湧く泉、透明なる真珠、地上の光體、教会の舵、繁く實る樹、恩寵の管理者、我がハリストスの口、聖三者の軍士、直に之に照されて、絶えず我等の霊の為に祈る者なり。

堪へ難き火より燃されたる炭を、我等之に照されたる者は熱信に讃め揚げん、蓋彼等は此の火に合せらるるに由りて盛に燃えて、世界の燈明と為り、貧しき者の為に活かす力と現れ、敬虔にして父と子と聖神゜とを明に傳へたり。我等も彼等に向ひて言はん、三者の神智なる三者よ、慶べ。

   第六調

拝まるる聖なる三者よ、光榮は爾の睿智なる摂理に帰す、蓋爾は人々の為に人々の中より三の大なる燈明、爾を知る知識の光を以て照し、爾の救の尊き望の光線にて耀かす者を賜へり。彼等に藉りて世界は知識の光に富まされ、爾の光榮に輝かされて、爾の福たる國に進む。人を愛する聖なる三者よ、我等に其神聖なる教に順はん為に力を與へ、爾親ら彼等の我が為に獻ぐる祈祷を聴きて、慈憐なる神として我が霊を救ひ給へ。

   光榮、第六調。

嗚呼祭を愛する者よ、集まりて、ハリストスの成聖者、諸神゜父の光榮、正教の柱、信者の教師及び保護者を讃歌を以て歌ひて云はん、教会の光體及び動かざる柱、睿智なるワシリイよ、慶べ、天の智慧、至大なる司祭首、神学者グリゴリイよ、慶べ、金言者イオアン、悔改の有能なる傳道師よ、慶べ。嗚呼三福なる神゜父等よ、信と愛とを以て爾等の至りて神聖なる祭を行ふ者の為に常にハリストスに祈るを息むる毋れ。

   今も、生神女讃詞、同調。

嗚呼祭を愛する者よ、集まりて、童貞女の飾、無形の者の楽、惟一の生神女、信者の堅固なるかきを讃歌を以て歌ひて云はん、母潔き童貞女、光る燈、天の門よ、慶べ、聖にせられし幕、爾の胎に神を容れし純潔なる者よ、慶べ、天の衆軍より並なく上なる者よ、慶べ。祈る、夫を識らざる母女宰よ、爾の諸僕、信と愛とを以て恒に爾を歌ひ、爾の種なき産に伏拝する者を絶えず護り給へ。

   挿句に讃頌、第一調。

属神゜の秘密者、霊智なる神のラッパ、神聖の鑑たる者、大なるワシリイ、火舌なる聖グリゴリイ、金水の教を我等に流すイオアン、實に金口なる者を今日宜しきに合ひて崇め讃めん。

句、諸聖人は光榮に在りて祝ひ、其榻に在りて歓ぶべし。

信仰の則、神聖にして有能なる智慧、金水の川、至りて光明なる尊き燈、聖三者の軍士、聖神゜の恩寵の居處、動かざる柱、教会の堅固たる神゜父等を宜しきに合ひて歌を以て讃め揚げん。

句、爾の司祭等は義を衣、爾の諸聖者は悦ばん。

聖神゜の器、神聖なる雷(いかずち)のラッパ、傳道の電(いなずま)、盛に輝ける燈、神に依りて光を施す者、三福なるワシリイ、至りて智なるグリゴリイ、至尊にして精金なるイオアンよ、爾等を尊む者を救はんことをハリストスに祈り給へ。

   光榮、第二調。

今日地上の者の霊は地より挙げられて、記憶して祭る所の聖人と偕に在り、今日天の門は啓かれて、我等に主宰の事は述べられ、其言は傳へられ、其奇蹟は歌はる。故に我等救世主に呼ばん、ハリストス神よ、光榮は爾に帰す、彼等に依りて信者に平安は賜はりたればなり。

   今も、祭日の讃頌。

今日ハリストスは嬰児として聖所に攜へらる、今日モイセイに律法を賜ひし者は律法の下に在り。天軍は驚きて、萬有を持つ主が翁の手に持たるるを見たり。シメオンは敬畏に盈てられ、歓びて呼べり、救世主よ、今我が暫時の生命より老いざる安息に往くを釋せ、蓋我は爾を見て楽しめり。

  餅を祝福する時、讃詞、第四調、「使徒とrしき者、全地の教師等よ」、二次。(小晩課に載す)。及び「生神童貞女よ、慶べよ」、一次。

 

早課

「主は神なり」に聖人等の讃詞、二次。

   光榮、今も、生神女讃詞。「是れ古世より隠されて」。

   「カフィズマ」ノ第一の誦文の後に坐誦讃詞、第五調。

我等皆教会の王たる飾としてワシリイ、定理の盡きざる宝蔵なる者を讃め揚げん、蓋彼自ら此を以て我等に性の合一にして位の分れたる聖三者を尊まんことを教へ給へり。

   光榮、第四調。

神智なる神゜父等、ハリストスの教会の至りて光明なる燈よ、爾等は教を以て世界を照し、不正教の者の諸異端を涸らし、褻者の火の如き擾乱を滅し給へり。故にハリストスの成聖者として、我等の救はれんことを祈り給へ。

   今も、生神女讃詞。

讃美たる童貞女、ハリストス神の母、マリヤ、婚姻に與らざる神の聘女、信者の轉達、女宰生神女よ、信と愛とを以て爾の庇護に趨り附く者を諸の危難さいがいより逃れしめ給へ。

   第二の誦文の後に坐誦讃詞、第三調。

神学者グリゴリイよ、爾は教会の柱たり、正教の奪はれぬ富と現れ、潔浄を以て爾の生命を輝かし、聖三者の定理を説き給へり。克肖なる神゜父よ、ハリストス神に我等の霊の救の為に祈り給へ。

   光榮、第四調。

智なる者よ、爾等は蜂の如く聖書の花園を飛び繞り、其花より最善き者を採りて、爾等の教の蜜を共に衆信者に其筵として進め給へり。故に凡そ之を楽しむ者は歓びて呼ぶ、福たる者よ、逝世の後にも、爾等を讃め揚ぐる者を助け給へ。

   今も、生神女讃詞。

至浄なる者よ、無智なる我は諸慾の激浪に打たれて、熱心に爾をぶ、慈憐の淵を生みし者よ、我不當の者を棄てて亡ぶるを容す勿れ、我には爾の外に他の倚頼なければなり。願はくは我爾を頼みて、諸敵の喜悦又晒笑と為らざらん、蓋爾は萬有の神の母として、欲する所能せざるはなし。


讃歌

右、成聖者神゜父ワシリ−、グレゴリー、イオアンよ、我等爾を讃揚して、爾の聖なる記憶を尊む、爾は我等の為にハリストス我が神に祈り給へばなり。
  次ぎて同詠隊又歌ふ。
右、萬民之を聴け、全地に居る者皆之に耳を傾けよ。
左、我が口は睿智を出し、我が心の思は智識を出さん。
右、小子よ、来りて我に聴け、主を畏るる畏を爾等に訓へん。
左、我爾の義を大會の中に傳へたり、 爾の誠と爾の救とを宣べたり。 我爾の名を我が兄弟に傳へ、爾を會中に詠はん。 讃揚の聲を宜べ、爾が悉くの奇迹を傳へん。 主よ、我爾が居る所の室と、爾が光榮の住所の處とを愛せり。 我悪を謀る党を疾めり、不虔の者と偕に坐せざらん。 蓋我主の道を守り、我が神の前に悪者たらざりき。 義人の口は睿智を言ひ、其舌は義を語る。 其義は永く存す。 爾の司祭等は義を衣、爾の諸聖者は悦ばん。 爾の家に住む者は福なり、彼等は世々に爾を讃め揚げん。
  光榮、今も、「アリルイヤ」」三次。

   多燭詞の後に坐誦讃詞、第四調。

世界の睿智なる教師等、行と言とを以て地上に神を讃栄せし者は、我等の救の轉達者として、今日崇め讃めらるべし。

   光榮、

教会は今日三人の教師の尊き祭を祝ふ、蓋彼等は己の神聖なる教を以て教会を堅め給へり。

   今も、生神女讃詞。

迫害せらるる者の破られぬ防禦、爾を頼む者の熱心なる保衞よ、我を諸難より救ひ給へ、爾は衆人の扶助者なればなり。

   品第詞、第四調の第一倡和詞。

   提綱、第四調。

爾の司祭等は義を衣、爾の諸聖者は悦ばん。句、我が口は睿智を出し、我が心の思は智識を出さん。

凡そ呼吸ある者は云々福音經はイオアン三十六端。

   第五十聖詠の後に讃頌、第六調。

克肖なる神゜父等よ、恩寵は爾等の口より流れたり、爾等はハリストスの教会の牧者と為りて、霊智なる羊に惟一の神性に於て一體なる三者を信ぜんことを教へ給へり。

規程は生神女の、「イルモス」と共に六句に、及び聖人等の二規程、八句に。

   生神女の規程、第二調。イオアン エウハイトの作。

   第一歌頌

イルモス、人々よ、来りて、海を分ちて、エギペトの奴隷より引き出しし民を過らせしハリストス神に歌を歌はん、彼光榮を顕したればなり。

至浄なる者よ、我敬虔の心を抱きて、實に爾潔き生神女を承け認むる者を、霊と體との諸の災禍と疾病及び罪過より救ひ給へ。

生神女よ、我等は爾の中に全き恩賜の淵あるを知れり。故に熱心に爾の神聖なる庇護に趨り附きて、救を得るなり。

至浄なる者よ、爾の潔浄尊貴なる血より身を取りし主に、我等爾を歌ふ者が諸の罪及び苦しき病より救はれんことを祈り給へ。

聖人等の第一の規程、其冠詞は、三日光の三光を讃め揚ぐ。同イオアンの作。同調。

   第一歌頌

イルモス、同上。

人々よ、我等は何の感謝、何の當然の報酬をか我が恩者、我等を導きて善ならしむる者に獻げん。

辯論の舌、能文の巧、言の全力を今一の目的に進めて、尊まるる者に報いて尊榮を獻ぐべし。

天の智慧を具へたる者は己に属する者を地に求むるを忍ばずして、共同の事の保護者及び轉達者と現れたり、故に共同の讃美を受くるに當れり。

   生神女讃詞

至りて無てんなる童貞女よ、我等皆口を一にし、心を一にして、爾我等の性の光榮なる者を崇め讃む。

   聖人等の第二の規程。作者同上。第八調。

   第一歌頌

イルモス、昔奇蹟を行ふモイセイの杖は、十字形に撃ちて、海を分ち、車に乗りて追ひ来るファラオンを沈め、徒歩にて逃るるイズライリ、神を讃め歌ふ者を救ひ給へり。

斯の起業は人の勤労に依りて成功するを得ず、人を愛する主よ、願はくは爾の寶座に侍する睿智は我に助力して、言の恩寵を賜はん、我が此を以て彼が親ら先に盛に榮せし者を讃榮するを得ん為なり。

主宰よ、爾の仁慈は溢るる器の如し、爾の仁愛の多くの富は傾き流れて、肉體に在る者を他の天使の如く顕せり、我等が今讃美せんとする者なり。

天の者には天よりする讃美は適ひ、神聖なる者には天使の歌は至當なり、彼等は體合に依りては諸神にして、性に依りても惟一の眞の神を己の中に居り且言ふ者として有てばなり。   生神女讃詞

敬虔の會は讃美を以て義人等の記憶を行ふ、彼等と偕に神の母も、其首として、宜しきに合ひて讃榮せられ、終に始に中に其序を有ちて、讃頌に與り給ふ。

共頌、「昔日は深處より出でたる乾ける地」。

   第三歌頌

イルモス、木を以て罪を殺しし主よ、我等を爾の中に堅めて、爾を畏るる畏を我等、爾を歌ふ者の心に植え給へ。

潔き者よ、爾の祈祷を以て、爾が生みし神を、爾の庇護に趨り附きて、忠信に爾の産に伏拝する爾の諸僕の為に慈憐なる者と為し給へ。

永貞童女、我が倚頼及び轉達者よ、我の一生を宰りて、我を烈しき誘惑及びわざわいより脱れしめ給へ。

生神女よ、爾は實在の神の睿智を手に抱きし者として、爾を歌ふ者が無知及び迷より救はれんことを祈り給へ。

   聖人等の

イルモス、爾我を信の石に堅く立て、我が口を啓きて我が敵に對はしめ給へり。蓋我が神゜は楽しみて歌へり、吾が神とrしく聖なるはなく、主よ、爾の外に義なるはなし。

教会の大なるラッパ、全地を照す燈、言語にて四極を圍める傳道師、大名なるワシリイは此の會を集め給ふ。

度生と行とを以て輝き、言と教とを以て輝き、日が星より更に光れる如く、一切に於て衆より更に光れる光榮なる神学者は今日崇め讃めらる。

視よ、世界の光は世界に輝く、視よ、地の塩は地を慰む、視よ、生命の樹は不死の果を進む、是れ聖なる金口なり。死するを欲せざる者は来りて楽しめ。

   生神女讃詞

萬有を無より有と為して、造物に各其性を賜ひし主は、亦欲する如く、賜ひし性を易ふることを能す。之に由りて童貞女は生みたりと聞ゆ、孰か奇とせざらん。

   又

イルモス、始に智慧にて天を堅め、地を水の上に建てしハリストスよ、爾が誡の石に我を堅め給へ、爾獨人を慈む主の外に聖なる者なければなり。

風儀の矯正者、心霊の摂理者、衆人の共同の救者、行と言との模範を我等に示しし者、度生の光明なる教導師等は光明に讃揚せらるべし。

神の神゜はワシリイを学術に満たし、グリゴリイは火の舌の一を有ちて、高妙なる論辯の火を噴けり、ハリストスの口はイオアンを以て宜べたり。

伝道の愚は明に此の世の智慧を空しくして、己に服はしめ、僕婢の如く勤めしむ、蓋恩寵は傳道師をして智なる辯論者と為らしむ。

   生神女讃詞

潔き童貞女の胎に入りし者は捧神なる聖人の霊を己の居處と為して、彼等の口を以て其母に於ける奥義を述べ給ふ。

共頌、「主爾を頼む者の堅固よ」。

   坐誦讃詞、第八調。

我等睿智なる金口、大なるワシリイ、光明なる神学者グリゴリイの美しき言、共に亦恩寵を楽しむ者は、大にして輝ける燈、教会の壊られぬ柱を同一に讃め揚げて、心より彼等に呼びて云はん、三人の大なる成聖者よ、愛を以て爾等の聖なる記憶を祭る者に諸罪の赦を賜はんことをハリストス神に祈り給へ。

   光榮、

爾等はハリストスの他の三人の使徒として、神より智慧を受けて、彼の先に智慧に於ける漁者が神゜の力に藉りて単純なる言を以て述べたる定理を、智識の言を以て著し給へり、蓋我等の単純なる教は斯くの如く述べらるることも宜しきに合へり。故に我等皆爾等に呼ぶ、愛を以て爾等の聖なる記憶を祭る者に諸罪の赦を賜はんことをハリストス神に祈り給へ。

   今も、生神女讃詞。

童貞女よ、我が卑微なる霊は、度生の誘惑の暴風に由りて、今舵を失ひし者の如く浪に漾はされ、罪の重負に満たされて、地獄の底に沈まん危険あり。生神女よ、爾の慈憐なる祈祷を以て速に穏なるを予へて、之を危険より脱れしめ給へ、爾は穏静の湊なればなり。爾の子及び神に我に諸罪の赦を賜はんことを祈り給へ、我不當なる爾の僕は爾を倚頼とすればなり。

   第四歌頌

イルモス、主よ我爾が摂理の風聲を聞きて、爾獨人を愛する者を讃榮せり。

神を生みし女宰よ、我が霊の傷及び體の病の醫治を我に與へ給へ。

惟一の讃美たる神の母よ、爾の祈祷を以て我を危難、颶風、及びわざわいより救ひ給へ。

童貞女よ。我世の浪に漾はさるる者を脱れしめて、爾の湊に導き給へ。

   聖人等の

イルモス、童貞女に藉りて来りし者は使者に非ず、天使に非ず、主親ら人體を取りて、我全き人を救ひ給へり。故に我爾に呼ぶ、主よ、光榮は爾の力に帰す。

至榮なる者よ、爾等は下なる智慧を以て智者と為りて、宰制を神聖なる智慧より受けたり、故に至りて伶俐に彼を婢として此に従はしめ給へり。

智慧を好む者は三智者を愛せば智慧を得よ、其言語を奇とする者は能辯を習へ、且言行に於ても推理に於ても其端正を学べ。 生神女讃詞

至りて無てんなる者よ、晩き雨が遂に良き時に及びて降るが如く、水及び時の造成主は爾の胎に滴りて、良き時に於て弱りたる者を興し給へり。

   又

イルモス、主よ、爾は我の固、我の力なり、爾は我の神、我の喜なり、爾は父の懐を離れずして、我等の貧しきに臨み給へり。故に預言者アウワクムと共に爾に呼ぶ、人を慈む主よ、光榮は爾の力に帰す。

信ずる人々に先だちて、教の敵を焼き、確に之に従ふ諸族を救ふ火の柱たる大なるワシリイは現れたり。ハリストスの教会は斯くの如き軍士を得て、勇みて勝つべし。

グリゴリイよ、爾の言は舌の甘味、凡の耳の慰、生命の「マンナ」、甘き露、磐よりする蜜、天使等の餅と現れて、くことなく之を味ふを勧めて、之に與る者を楽に満つ。

聖神゜の恩賜の川は満ちて溢るるに至り、黄金の口より甘き流の如く地の美しき面に飲ませ、神聖なる浪の氾濫にて凡のハリストスの城邑を楽しませ且富ます。

 生神女讃詞

女宰よ、三人の捧神なる教師は爾の子の中に単一の性が結合を受けたれども、混淆に與らざるを承け認めて、彼を二性にして、二の意旨二の行為ある者と傳へたり。

共頌、「ハリストスよ、爾の徳は天を覆へり」。

   第五歌頌

イルモス、光を賜ひ、世々を造りし主よ、爾の誡の光の中に我等を導き給へ、我等爾の外に他の神を識らざればなり。

潔き者よ、我等爾生神女を識る者は諸の誘惑に對して勝たれぬ武器を有ちて、恒に諸敵の凡の攻撃を免る。

ヘルワィムより上なる者よ、爾は律法の充満たる神の獨生子、爾より身を取りし者を生めり。彼に爾の諸僕の為に祈り給へ。

萬有の造成主を爾の手に抱きし潔き者よ、爾の祈祷を以て、彼を今心より爾に趨り附く我等の為に慈憐なる者と為し給へ。

   聖人等の

イルモス、幽闇に居る者の光照、失望する者の救贖たるハリストス我が救主よ、我爾平安の王に朝の祈祷を奉る。爾の光を以て我を照し給へ、我爾の外に他の神を識らざればなり。

人を愛する主よ、爾は己の恩賜の泉を聖者に飲み盡さしめたれども、此は傾くるに由りて聊も減ぜずして、彼等の腹より出づる神聖なる流にて全世界に飽くまで飲ましめたり。

金は我が為に何ぞ、富、光榮、権力は我が為に何ぞ、此れ空中に散る烟なり、皆消ゆべし、皆風に散らさるべし。我が為には唯一の最慕はしき富あり、能辯なる教師等の三者なり。

川は不朽の食及び神聖なる飲料を流す、飢うる者には不死の糧、渇く者には不朽の飲料、世々に活ける水、飲む人を活かす者は流る、皆溢るる生命に飽くべし。

 生神女讃詞

悪は我等の上に権を有ちたれども、終には至るにあらず、童貞女の後に弱りたればなり、彼より生れし有力の権能者、肉體の弱きを受けし者は悪に於て強き者を殺せり。

   又

イルモス、隠れざる光よ、何ぞ我を爾の顔より退けし、外の闇は憐なる我を掩へり。祈る、我を返して、我が途を爾の誡の光に向はしめ給へ。

神の事及び人の事を識る智者、眞理を愛するを以て有らゆる物の性を詳に我等に明して、衆に其造物主を知らしめし者を、當然に感謝の聲を以て崇め讃めん。

霊の神聖なる醫師は救を施す薬の苦き又渋きを、言の智術、巧妙、懇篤を以て甘くせり、敬虔の者皆味はひて、楽しみて救はれよ。

神の傳道師が神聖なる事を述ぶる時、凡の言は黙す、舊き約に超えて新なる者は尊き石板を進む、此の上に録されたる法則は信者の全會を治む。

   生神女讃詞

死すべき性は聖徳に於て不死の性に超え、童貞女は無形の天使に勝れり、天使等の王たる神、其見る能はざる主を生みたればなり。

共頌、「イサイヤは預象に於て」。

   第六歌頌

イルモス、我罪の淵に溺れて、爾が憐の量り難き淵に呼ぶ、神よ、我を淪滅より引き上げ給へ。

女宰よ、我憂多き生命の海を航る者は、爾が救の湊たるを識りて、爾に呼ぶ、我が霊の舵手と為り給へ。

祝讃せらるる至浄なる者よ、我不當の者は怠惰に由りて生命の潔きを失へり、祈る、我を新にして、爾の子の誡に順はしめ給へ。

己の血を以て人々を朽壊より脱れしめし至りて慈憐なる言を生みし生神女よ、我を爾の慈憐に堪へさせ給へ。

   聖人等の

イルモス、多くの罪の淵は我を環る、我預言者に效ひて爾に呼ぶ、主よ、我を淪滅より引き上げ給へ。

爾等は聖三者の中に三の固有の本性のあるを共に神言す、是れ父の生れざること、言の生るること、聖神゜の出づることなり。

今日明に救は此の家に臨めり、昔二人或は三人其名に因りて集まる者に其愛を顕すハリストスは今斯の内に居るなり。

地の深きは天の高きより離るること測り難し、然れども天に於ける愛は聖者をして地を去りて天より高く升らしめたり。

   生神女讃詞

童貞女よ、三人の神言者は爾を秘密の新なる泉及び縁由と有ちて、新なる尊稱と讃美とを以て爾を讃榮せり。

   又

イルモス、救世主よ、我を浄め給へ、我が不法多ければなり、祈る、我を悪の淵より引き上げ給へ、我爾に呼びたればなり、吾が救の神よ、我に聴き給へ。

我等は聖神゜父等より惟一の三者を讃美せんことを学び、三位の惟一者を歌はんことの教を受け、一の三位一體の神性に伏拝せんことを習へり。

太初に言有り、父と同無原の者なり、言と共に聖神゜有り、父より出づる者なり、聖三者は単一にして一性なる分れざる神なり、聖なる傳道師の述ぶるが如し。

合一にして分たるる者は、我之を合一にし、復分つ、一の分れざる者を料り、三の者を思ふ、斯く信ぜんことを三人の捧神なる教師は我に教へたり、我之を承く。

  生神女讃詞

身を取る前には母なく、身を取りて後には父なし、父の子亦母の子と名づけらる、二ながら智慧に超ゆ、蓋神に奇蹟の至榮なることは適ふ。

共頌、「翁は神より諸民に来りし救」。

   小讃詞、第二調。

主よ、爾は聖にせられし神妙なる伝道師、諸教師の首たる者を爾の福の楽と安息とに納れ給へり、獨爾の聖者を榮する者よ、爾彼等の労と死とを凡の果實の獻物より勝りて受けたればなり。

   同讃詞

孰か己の口を開きて、言と神゜との力を以て火を噴く者に對して舌を揺かすに堪へん、我敢て唯之のみを言ふ、此の三人の者は種々の大なる恩賜を以て一切の人の性に超え、行為と意旨とを以て斯の両に於て光明なる者に勝りたり。故に獨爾の聖者を榮する者よ、爾は彼等を、忠信なる爾の役者として、至りて大なる賜を受くるに勝へさせ給へり。

   第七歌頌

イルモス、黄金の偶像がデイルの野に奉事せられし時、爾の三人の少者は神に逆ふ命を顧みずして、火の中に投げられ、涼しくせられて歌へり、我が先祖の神よ、爾は崇め讃めらる。

神の母よ、爾より身を取りし者は十字架に釘せられて、アダムの書券を破り給へり。至りて無てんなる者よ、信を以て、我が先祖の神よ、爾は崇め讃めらると、呼ぶ衆人が諸難より救はれんことを今彼に祈り給へ。

女宰よ、爾は信者の善なる冀望及び守護なり。故に我等今爾に祈る、爾を頼みて、爾の子に、我が先祖の神よ、爾は崇め讃めらると、呼ぶ衆人に慈憐の饒なるを賜へ。

童貞女よ、我不當の者は洗禮に由りて衣たる救を施す誡の美しき衣を怠惰を以て汚せり、今爾に趨り附きて、爾に依りて我が復潔浄の衣を衣せられんことを求む。

   聖人等の

イルモス、不法なる虐者の神に戻る命令は高き焔を起したれども、讃め歌はるるハリストスは敬虔の少者に属神゜の露を降し給へり。

福たる者よ、爾等の火を噴く聲に就きて、先の止め難き異端の狂暴は勝たれて走り、凡の虚偽の教は火の面より融かるる蝋の如く顕る。

三人の神゜父は虚誕なるエルリンの多言を避けて、獨人々を感ぜしむる方法として勧戒を択べり、此に由りて眞理を堅固にし、斯く言を以て衆信者を従はしめて、之を導き給う。

  生神女讃詞

潔き者よ、爾の中には凡の預言、之を言ふ預言者を驚かしむる者は止まりて、終を成せり。爾よりは預言にも超えて光明なる奇蹟は流れて、之を宣ぶる者を智者と現す。

   又

イルモス、昔ワワィロンに於て火は神の降臨に慙ぢたり、故に少者は爐に在りて、花園に歩むが如く祝ひて歌へり、吾が先祖の神よ、爾は崇め讃めらる。

神言者よ、爾等は徳行及び智慧の柱として、黙し或は呼びて、見られ或は聞かれて、行と言とを以てばんことを勧む、吾が先祖の神は崇め讃めらる。

至りて智なる者よ、我等は爾等の言を、上より神妙に我等に轟ける神の聲、又電の閃く光と受けて、爾等と共に歌ふ、吾が先祖の神は崇め讃めらる。

若し狂妄なる虚言者ありて、正しく、吾が先祖の神は崇め讃めらると、言ふを肯ぜずば、雷の如き舌は轟きて、腐れたる教を破らん。

   生神女讃詞

神の母マリヤよ、元素を造り、其望に循ひて物性を變易する主は爾童貞女の内に入り、生れし後にも爾を童貞女として存せり。純潔なる者よ、我等爾と共に彼にぶ、吾が先祖の神は崇め讃めらる。

共頌、「我等は爾火に在りて」。

   第八歌頌

イルモス、火の爐の中にエウレイの少者に降りて、焔を露に變ぜし神を、造物は主として歌ひて、萬世に崇め讃めよ。

至浄なる者よ、我等信を以て爾を堅固なる柱と基と、守護及び轉達として獲て、今救はれて、爾の産を歌ひて、萬世に崇め讃む。

生神女よ、我等は爾を不死の透明なる泉として識る、蓋爾は不死の父の言、世々に彼を崇め讃むる衆人を死より救ふ者を生み給へり。

至浄なる者よ、爾は恒に我等信者に醫治の流を注ぎ給ふ、我等今其豊なる恩寵を斟みて、爾の産を歌ひて、萬世に崇め讃む。

   聖人等の。イルモス、同上。

我等は一の神性、限なき権ある惟一者及び三者、萬有を其大能の言にて治むる者を敬虔に承け認め、同尊の者として讃榮す、蓋三人の捧神者は斯く讃榮すべきを傳へたり。我等は彼等と共に世々に之に伏拝す。

聖三者を合一にして、一切に於て神の性の分れざるを守りし三人の神の宣傳者は合せられて、聖三者より一の分れざる光榮を受けたり。之に因りて聖三者を世々に崇め讃むる者は呼び集められて、一の讃美を彼等に帰す。

   生神女讃詞

童貞女よ、恩主は我等に属する者を受けて、己の者を與へ、唯行動せしのみにして、變易を受けざりき、蓋彼は作れども、壊を容るるにあらず。彼が自由に苦を受けしは、其苦を以て我等を苦より釋かん為なり、三人の神゜父が我等に奥妙に教ふるが如し。

   又

イルモス、ハルデヤの窘迫者は怒に堪へずして、敬虔の者の為に爐を七倍熱くしたれども、上の力にて其救はれしを見て、造物主と救世主に呼べり、少者よ、崇め讃めよ、司祭よ、讃め歌へ、民よ、萬世に尊み崇めよ。

神が同尊の合一に合せし者を讃美する人は分つべからず、即彼等を其恩賜に於て均しき者と為して、彼等に均しき歌を捧ぐべし、少者よ、崇め讃めよ、司祭よ、讃め歌へ、民よ、萬世に尊み崇めよ。

神の勇毅にして勝たれぬ同軍士、眞理の偽なき同保護者は善く神゜の深奥を究めて、彼處より神の事神に合ふ意義を斟み出して歌はしむ、民よ、ハリストスを萬世に尊み崇めよ。

天よりは二の大なる光體は相継ぎて天下を照す、地よりは更に光明なる三の至りて大なる光體は全地を照して、相共に光り、共に歌ふ、民よ、ハリストスを萬世に尊み崇めよ。

  生神女讃詞

我等の為に身を取ること及び尊き苦ありき、我等の為に神は死者と偕にせり、彼は慾に與らざる者にして、死を嘗むべきにあらざれども、死すべき身に共與せしに因りて、苦及び死に與り給へり、我等彼を萬世に尊み崇む。

共頌、「敬虔の嚮導者たる少者は」。

第九歌頌には「ヘルワィムより尊く」を歌はずして、左の附唱を歌ふ。

我が霊よ、天軍より尊き童貞女、至浄なる生神女を讃め揚げよ。

次ぎて「イルモス」。後同附唱を生神女の他の讃詞にも附す。

   第九歌頌

イルモス、食に縁りて甚しく朽壊に陥りしアダムを、言ひ難き智慧を以て改めん為に神より来りし神言、我等の為に測り難く聖なる童貞女より身を取りし主を、我等信者は同心に歌を以て崇め讃む。

神福なる少女よ、我熱心にして我が悉くの憑恃を以て爾に負はしむ。眞の生命の母よ、我を救ひ給へ。潔き者よ、信と愛とに因りて歌を以て爾を崇め讃むる者を永遠の楽に飽かしめんことを祈り給へ。

童貞女よ、爾は神聖なる光の門と現れて、爾の光の無形のW煌を以て我が霊の黒暗を照し給へ。潔き者よ、信と愛とに因りて歌を以て爾を崇め讃むる我を永遠の火より逃れしめんことを祈り給へ。

神の母よ、父が世の無き前に腹より生みし子は爾の腹に入りて、全き人と為りて、忠信に爾が言ひ難き産に伏拝する我等の為に爾を恩賜の泉と為し給へり。

   聖人等の

イルモス、無原の父の子、神と主は、童貞女より人體を取り、我等に顕れて、昧されし者を明かし、散らされし者を集め給へり。故に我等讃美たる生神女を崇め歌ふ。

聖人等の規程には讃詞毎に左の附唱を用いる。

我が霊よ、司祭首の中に大なる三の光體を讃め揚げよ。

視よ、爾等の農作及び牧群、爾等が最大なる苦労を以て養ひし者は共に集まりて、爾等三人を均しく戴きて、爾等の至りて楽しき合一に共與の讃美を獻る。

我が霊よ、ハリストスの教会の三の燈明を讃め揚げよ。

恩寵は両刃の利き剣にあらずして三刃の利き剣を己の敵に對して進む、是れ天に鍛ひたる一の剣、磨がれて三の能を具へ、恒に三光なる惟一の神性の為に戦ふ者なり。

我が霊よ、ハリストスの教会を照す者を讃め揚げよ。

至榮なる者よ、爾等が猶汚なき肉體を衣たる時、爾等の生命は天に在りしが如し、今實に天に住みて、地に居る我等が上なる事を思ひ又行はん為に祈り給へ。

我が霊よ、天軍より尊き童貞女、至浄なる生神女を讃め揚げよ。

   生神女讃詞

女宰よ、爾が大事の廣きは我を狭めて、言を發く能はざらしむ、奇異なる事は我に及べり、我富の多きに縁りて惑ふ、故に我等斯く爾を大にせし主を讃榮す。

   又

イルモス、天は懼れ、地の極は驚けり、神は身にて人々に現れ、爾の腹は天より廣き者と為りたればなり、故に天使と人々の群は爾生神女を崇め讃む。

我が霊よ、至聖なる三者の三人の牧師を讃め揚げよ。

聖三者の仁慈は彌高くなりて、萬有を光榮に満て給へり、己の反照として我等に他の三光の光線を輝かししに因りてなり、是れ天の秘密者にして、彼等に由りて我等は敬虔の心を抱きて聖三者を仰ぎ視るに導かる。

我が霊よ、三日の反照たる三の大なる星を讃め揚げよ。

斯の三人の中には第二級なし、蓋彼等は各長たりと雖、第一の者に非ず、又同尊の者に踰えず。彼等は大に喜びて互に首位を譲る、此處には同心を損ふ猜忌の情入らざればなり。

我が霊よ、三位にして分れざる神性の権柄を讃め揚げよ。

教会は己の首生の子として諸神゜父を現して、彼等に由りて同族の無てんなる諸子を世界に生み、彼等の中に生命を傳へし神゜を以て之を完全にし、彼等より嗣ぎたる平安を終に至るまで全くして守らんことを祈る。

我が霊よ、天軍より尊き童貞女、至浄なる生神女を讃め揚げよ。

   生神女讃詞

神の母よ、睿智なる教師等の長たる者は爾の子を活ける神の子と傳へて、血肉に由るにあらずして、父の黙示に由りて此の秘密を暁れり。故に爾を童貞女及び母なりと教へて、生神女として讃榮せり。

共頌、「我等信者は影及び文なる」。

   光耀歌

日の光線よりも盛に耀ける三の燈、光の原因たる三者及び三日の惟一者より神妙に燃されたる捧神なる神゜父等を我等崇め讃めん。

   光榮、

光の器、耀ける電たる大なるワシリイ、神学者グリゴリイ、金口イオアンを今我等皆崇め讃めん。

   今も、

惟一の神性、父子聖神゜よ、願はくはワシリイ、グリゴリイ、イオアン、及び至浄なる生神女の祈祷に因りて、我爾の光榮に離れざらん。

「凡そ呼吸ある者」に讃頌、第五調。(ニルクサンフォルブルの作)。

慶べよ、司祭首の三者、教会の大なる盾、敬虔の柱、信者の堅固、異端者の傾覆、ハリストスの民を神聖なる教を以て牧し、諸徳を以て養ひし者、恩寵の明なる宣傳者、ハリストスの法の記録者、天の道の嚮導者、楽園の門なる者よ、我等の霊に大なる憐を垂れんことをハリストスに祈り給へ。二次。

慶べよ、司祭首の三者、天の人、地の天使、世界の拯救、人々の歓喜、全地の教師、言の軍士.霊體の諸病の睿智なる醫師、言を以て地の面にく飲ましむる絶えず流るる属神゜の川、神学の階梯、神聖なる金言者よ、我等の霊に大なる憐を垂れんことをハリストスに祈り給へ。

慶べよ、司祭首の三者、地の穹蒼の日、三日の光の光線及び反照、昧まされし者の明、楽園の芳しく美しき花たる、神学者グリゴリイ、大智なるワシリイ、金口イオアン、聖神゜の簡、神の録したる石板、救の乳を出す乳房、睿智の飾なる者よ、我等の霊に大なる憐を賜はんことをハリストスに祈り給へ。

   光榮、第五調。

我が教師等の最尊き祭に於て我等は歌の角を吹き、楽しみて祝ひ、歓びて慶賀せん。諸王、諸、諸成聖者よ、集まりて、歌を以て、永生の教を湧かす三の大なる川を流しし牧師及び教師、至尊なる聖三者の三人の聖なる奥密者を歌頌すべし。集まりて、讃歌を以て、哲学者は明哲者を、司祭は牧師を、罪人は轉達者を、貧者は富を施す者を、悲しめる者は慰むる者を、旅する者は嚮導者を、航海する者は舵手を、衆人は諸方に於て熱心の扶助者たる神聖なる司祭首を讃め揚げて、斯く言はん、至聖なる教師等よ、爾等の祈祷を以て、勤めて信者を度生の誘惑より脱れしめ、且永遠の苦より救ひ給へ。

   今も、生神女讃詞。(總主教ゲルマンの作)。

我等歌の角を吹かん、蓋萬有の女王、母童貞女は上より臨みて、祝福を以て之を歌頌する者に冠らせ給ふ。諸王諸<侯>よ、疾く来りて、先に死に縛られたる者を仁慈に因りて釋き給ひし王を生みたる女王を歌を以て歌頌すべし。諸牧師諸教師よ、共に集まりて、善き牧者の至浄なる母を讃め揚げん。輝ける燈、光れる雲、天より廣き者、活ける約匱、主宰の火の状の寶座、「マンナ」を納るる金の壷、言の闔したる門、衆「ハリスティアニン」の避所を属神゜の歌を以て崇め讃めて、斯く言はん、言の宮よ、我等卑微なる者を天國に堪へさせ給へ、爾の轉達には能はざる所なければなり。

   大詠頌。發放詞。

 

聖體禮儀

眞福詞は、第一の規程の第三歌頌、第二の規程の第六歌頌。

   提綱、第八調。

其聲は全地に傳はり、其言は地の極に至る。句、諸天は神の光榮を傳へ、穹蒼は其手の作為を誥ぐ。

使徒の誦読はエウレイ書334端。「アリルイヤ」、第四調、主よ、諸天は爾の奇異なる事と爾の眞實とを聖者の會に讃榮せん。句、神は聖者の大會に於て畏るべし。

福音經の誦読はマトフェイ11端。領聖詞、義人よ、主の為に喜べ、讃榮するは義者に適ふ。「アリルイヤ」。三次。

知るべし、三成聖者大ワシリイ、神学者グリゴリイ、及び金口イオアンの記憶、若し税吏、或は蕩子或は断肉の主日に當らば、奉事式左の如し。

小晩課には、讃頌は主日の四章、光榮、成聖者の、今も、小晩課の本調の生神女讃詞。挿句に、讃頌は主日の一、及び成聖者の大晩課の挿句の讃頌、其句と共に。光榮、成聖者の、今も、生神女讃詞、同調。「主宰よ、今爾の言に循ひ」、及び「天に在す」の後に、讃詞は主日の。光榮、聖人の、今も、生神女讃詞。小聯祷及び發放詞。

大晩課には「カフィズマ」の後、「主よ、爾にぶ」に、讃頌は主日の三、三歌経の三、及び聖人の四。

【注意】(若し断肉の主日ならば、讃頌は主日の三、三歌経の四、聖人の三)。光榮、三歌経の、今も、生神女讃詞、調の第一。「リティヤ」に、讃頌は本堂の、次に三歌経の讃揚歌の。光榮、聖人の、今も、三歌経の。挿句に、讃頌は主日の、光榮、聖人の、今も、三歌経の。餅の祝福に、讃詞、「生神童貞女よ、慶べよ」、二次、及び聖人の、一次。講説の誦讀。

早課には、「主よ、爾にぶ」に、讃詞は主日の、二次、光榮、聖人の、今も、同調の第一の生神女讃詞。「カフィズマ」の後に、坐誦讃詞は主日の、其生神女讃詞と共に。福音經講義の誦読。多燭詞は聖人の。

【注意】(若し蕩子或は断肉の主日ならば、第三の聖詠を加唱す、「我等曾てワワィロンの河邊に坐し」。次に聖人の二坐誦讃詞、各一次、生神女讃詞を誦せず。光榮、多燭詞の坐誦讃詞、今も、生神女讃詞。聖人の講説の誦読)。品第詞及び提綱は本調の。「凡そ呼吸ある者」。福音經は主日の。「ハリストスの復活を見て」、及び其他。規程は主日の、「イルモス」と共に四句に、生神女の二句に、三歌経の四句に、及び聖人の四句に。共頌は「昔日は深處より出でたる乾ける地」。

【注意】(若し断肉の主日ならば、規程は主日の四句に、三歌経の六句に、及び聖人の四句に。共頌は三歌経の)。第三歌頌の後に、小讃詞、同讃詞、及び坐誦讃詞は聖人の、今も、三歌経の。講説の誦読。第六歌頌の後に、小讃詞及び同讃詞は三歌経の。祭日略解を讀む。第九歌頌に「ヘルワィムより尊く」を歌ふ。光耀歌は主日の、光榮、聖人の、今も、三歌経の。「凡そ呼吸ある者」に、讃頌は主日の四、及び聖人の、光榮のと共に四、其附唱と共に。

【注意】(若し断肉の主日ならば、其時成聖者の讃頌の後に句、「主我神よ、起きて」を誦して、三歌経の自調の讃頌を歌ふ。光榮、同上、今も、「生神童貞女よ、爾は至りて讃美たる者なり」。)

【注意】(若し断肉の主日にあらずば、其時三歌経の句を誦せず。。即聖人の讃頌の後に、光榮、三歌経の、今も、「生神童貞女よ、爾は至りて讃美たる者なり」。)大詠頌。聖三祝文の後に、復活の讃詞のみ。聯祷及び發放詞。前院に出でて、光榮、今も、福音の讃頌。第一時課。時課に、讃詞は、主日の、光榮、聖人の、今も、時課の生神女讃詞。「天に在す」の後に、小讃詞は主日の、三歌経の、及び聖人のを交互誦す。

聖體禮儀には、眞福詞は本調の四句に、三歌経の第三歌頌四句に、及び聖人の第六歌頌四句に。聖入

の後に、讃詞は主日の、及び聖人の。次に小讃詞は主日の、光榮、聖人の、今も、三歌経の。提綱、使徒、「アリルイヤ」、福音経、及び領聖詞は本日の、及び聖人の。

三成聖者の記憶、若し断肉の「スボタ」に當らば、其奉事は一切変更なく預之を金曜日に歌ふ。

三成聖者の記憶、若し乾酪週間の月曜日、或は火曜日、或は木曜日に當らば、奉事式左の如し。

【注意】主日の晩課には、第一「カフィズマ」の第一段を歌ふ(乾酪週間の他の日には順序の「カフィズマ」を誦す)。「主よ、爾に<よ>ぶ」に、讃頌は聖人の六句に、光榮、聖人の、今も、同調の第一の生神女讃詞。聖入。提綱は本日の。喩言は聖人の。聯祷。挿句には、三歌経の本日の自調の讃頌二次、及び致命者讃詞、常例の附唱を誦す、

「天に居る者よ、我目を挙げて」。光榮、聖人の、今も、主日の生神女讃詞。「主宰よ、今爾の言に循ひ」、及び聖三祝文の後に、讃詞は聖人の、光榮、今も、生神女讃詞。發放詞。晩堂課には、「常に福にして」、及び聖三祝文の後に聖人の小讃詞。

【注意】此の三成聖者の記憶、若し乾酪週間の木曜日に當らば、其時水曜日の時課には、「神よ、我が自由と自由ならざると、言と行と」の祝文及び叩拝の後に、常の如く連鐘を鳴らし、而して直に誦す、「来れ、我等の王神に叩拝せん」、三次、及び常例の聖詠。聯祷。順序の讃頌。聖入の後に、本日の喩言の提綱、及び三歌経の喩言。其後に提綱、「願はくはイズライリは主を恃みて」、次に聖人の喩言三篇。後に「主よ、我等を守り、罪なくして」。挿句には三歌経の本日の自調の讃頌、二次、及び致命者讃詞。光榮、聖人の、今も、生神女讃詞。「主宰よ、今爾の言に循ひ」、及び「天に在す」の後に聖人の讃詞。聯祷。三大拝。次ぎて「至聖なる三者一性の権柄」。「願はくは主の名は崇め讃められ」、三次、及び第33聖詠、「常に福にして」。發放詞。

早課には、「主は神なり」に、讃詞は聖人の、二次、光榮、今も、生神女讃詞。第一の「カフィズマ」の後に、坐誦讃詞は三歌経の、二次、第二の「カフィズマ」の後に載す。光榮、今も、其生神女讃詞。講説の誦読。第二の「カフィズマ」の後に、聖人の二坐誦讃詞、各一次。光榮、今も、第二の坐誦讃詞の生神女讃詞、第一の坐誦讃詞の生神女讃詞は是を舎きて讀まず。次に聖人の多燭詞、其坐誦讃詞及び生神女讃詞。講説の誦読。其後品第詞、第四調の第一倡和詞提綱、福音経。聖人の讃頌。規程は生神女の、「イルモス」と共に六句に、「イルモス」二次。并に聖人の二規程八句に。共頌は「昔日は深處より出でたる乾ける地」、両詠隊共に歌ふ。三歌經の歌頌のある處に至りては聖人の規程、「イルモス」と共に六句に、及び三歌經の歌頌八句に。共頌は三歌經の。第三歌頌の後に、坐誦讃詞は聖人の、及び其生神女讃詞。聖人の講説の誦読。第六歌頌の後に、小讃詞及び同讃詞は聖人の。祭日略解を讀む。第九歌頌の後に、光耀歌は聖人の、二次。光栄、今も、生神女讃詞、「凡そ呼吸ある者」に、讃頌は聖人の四句に、及び光栄、今も。次ぎて誦經誦す、「光榮は爾我等に光を顕しし主に帰す」、及び「至高きには光栄神に帰し」、聯祷、「我等主の前に吾が朝の祷を」。挿旬に三歌經の本日の自調の讃頌を歌ふ、二次、及び致命者讃詞。附唱は常例の如し、「主よ、夙に爾の憐を以て我等に飽かしめよ」。光榮、聖人の、第六調、「嗚呼祭を愛する者よ、集まりてハリストスの成聖者」、今も、生神女讃詞、「嗚呼祭を愛する者よ、集まりて童貞女の飾」、「リティヤ」に載す。次ぎて「至上者よ、主を讃栄し」。聖三祝文。「天に在す」の後に、讃詞は聖人の、光栄、今も、主日の生神女讃詞。聯祷、「神よ、爾の大なる憐に因りて」、及び高聲。次ぎて司祭誦す、「永在の主ハリストス我等の神は」、詠隊、「アミン」。「神よ、我が今上皇帝」。并に第一時課。時課に、聖人の讃詞及び小讃詞。

聖體禮儀には、眞福詞は第一の規程の第三歌頌、「イルモス」と共に四句に、第二の規程の第六歌頌四句に。聖入の後に、ハリストスの堂の或は生神女の堂の讃詞、及び聖人の讃詞。次ぎて小讃詞は、ハリストスの堂の、光榮、聖人の、今も、生神女の堂の小讃詞、或は「ハリスティアニン」等の辱を得ざる轉達」。提綱、使徒、「アリルイヤ」、福音經、及び領聖詞は本日の、及び聖人の。

三成聖者の記憶、若し乾酪週間の水曜日に當らば、其一切の奉事を此の週間の火曜日に行ふ、若し金曜日に當らば、此の奉事を木曜日に行ふ。